過去ログ - 六畳世界から考察するチョコレートと恋愛ごとにおける関係
1- 20
168: ◆jZl6E5/9IU[saga]
2017/03/02(木) 22:36:31.81 ID:3fRTx7810
さて、仕掛け人の話の続きをしよう。三人目に用意されたのは樋口氏、そして四人目は羽貫さんである。当初、小津は樋口氏を私の隠れ家を用意する役兼連合の手先役にしようと考えていた。
隠れ家を用意する役では、私を隠れ家に匿い、その際に私にそれとなくバレンタインの話をすることで、心の奥底に隠した本音を私に思い起こさせ、連合の手先役では、チョコか自分かの二択を突きつけて私の本音を引っ張り出す。そういう役割二つを、樋口氏に任せることになっていた。それで小津の計画上の仕掛け人は全てであったのだが、その話をもちかけた闇鍋会の、私が帰った後の酒の席には羽貫さんもおり、彼女は小津の計画を「楽しそう」と判断し、参加を希望したそうである。

これで仕掛け人は揃うはずであった。ところが、今度は樋口氏が城々崎氏をこの無駄なドッキリに連れてきたのである。計画の最後、つまり先ほどに私がした般若面との交渉の場面。原案では樋口氏か羽貫さんが般若面役をすることになっていた。しかし、そこで樋口氏が、万一にも声で正体がバレて、それによって計画に支障が出てはいけないと考え、私との面識がそれほどになかった城々崎氏に協力を取り付けたのである。

今度こそ、これで役者は揃った。あとは読者諸賢の知る通りに、小津による、私主演の(しかし私は主演であることも知らない)茶番劇が始まったのである。

一言だけ感想を述べさせてもらいたい。なんじゃそりゃあ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
188Res/155.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice