6:名無しNIPPER
2017/02/18(土) 21:31:16.00 ID:Km9H5uNUO
電気を消して布団に潜り込む。今日干したばかりだから、布団に残っている熱が心地いい。
疲れているから今夜もよく眠れそうだ。
目を閉じるとどういうわけか、ふと赤城の顔が思い浮かんだ。
赤城。この鎮守府にやってきた最初の正規空母。強く、優しく、真面目な、頼れる部下。
俺の彼女に対する印象はそんな感じだ。
しかしそれらはあくまで一緒に仕事をする際にしか見たことのない一面でしかない。
プライベートで何をしているのか、他の艦娘との関係はどんな具合か。古参であるにもかかわらず、あまりにも知らないことが多すぎた。
思えば彼女が自ら自分のことを話したことはほとんどない。
だから俺が赤城について知らないことは、知っていることよりもずっと多いのだろう。
ある意味では最も謎に満ちた艦娘とも言えた。
同時に、彼女のことについてもっと知りたいという気持ちも湧いてきた。
今後も一緒に戦うであろう部下のことは理解しておきたい。それは上司として当然の考えのはずだ。
近いうちに彼女と二人で話をしてみよう。詳しいことについては明日考えるとして。
そこまで考えたとき、思い出したかのように睡魔がやってきて、俺は眠りに落ちた。
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