過去ログ - 海未「他人の唾液を啜らないと死んでしまう毒薬をマフィアに打たれたようです」
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38: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:23:59.68 ID:zPfl3jU20
 穂乃果と同じ空間にいることが居た堪れなくなり、ベランダに移動しました。
 流石高級ホテルの最上階です、眺めもバッチリ。
 この高さから飛び降りたら罪悪感も不道徳感も綺麗さっぱり消え去るでしょうか……。


以下略



39: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:25:16.24 ID:zPfl3jU20
真姫『さっきキスしたら体調が回復したって言ってたでしょ』

海未「言いましたけど……」

真姫『正しい応急処置法だから、今後具合悪くなっても続けてちょうだい』
以下略



40: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:26:56.54 ID:zPfl3jU20
真姫『理論上は血液とか、唾液以外の体内成分を補給しても毒の進行を抑制できる可能性はある』

真姫『けど毒の性質がわからない現状、無闇に他の体液を試すのは得策じゃないわ』

海未「つまり今後もキスして唾液を貪れと? まだ血液啜って吸血鬼ごっこする方が精神的にマシなんですけど!?」
以下略



41: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:27:52.94 ID:zPfl3jU20
 とんでもないことになりました。
 引き続きドクに新たな情報を仕入れてもらう約束を取り付けたものの、それまで暫定的な対処法として唾液吸引以外を禁止されてしまいました。


海未(体調を崩す度に穂乃果を襲わなければいけないだなんて……)
以下略



42: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:29:27.90 ID:zPfl3jU20
 その場で耳を澄ませると、去りゆく足音を感知しました。
 急いで隣室に向かうと、廊下へ出ていく曲者の背中と小脇に担がれている穂乃果の姿を辛うじて捉えました。


海未「させません……!」
以下略



43: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:30:42.00 ID:zPfl3jU20
海未(この手のちょっかいを仕掛けてくるのはにこりんぱなかと思いましたけど、どうやら違うようです)

海未(相手に見覚えはありません……が、穂乃果を連れ去ったのなら敵と断ずるに躊躇なし!)


以下略



44: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:31:50.85 ID:zPfl3jU20
海未「穂乃果を返してください!」

絵里「私は怪盗エリーチカ……またの名を絢瀬絵里……」

海未「確かに自己紹介して頂ければ今後回想する際に都合がいいですけど大事なのはそこではありません!」
以下略



45: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:32:48.89 ID:zPfl3jU20
海未「嘘でしょう!?」


 焦って屋上の縁まで駆け寄り下を覗き込みました。
 一瞬悲惨な光景を想像しましたが、そのような事態になってはおらず、怪盗は落下せず中空に浮かんでいました。
以下略



46: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:35:26.41 ID:zPfl3jU20
 突然の襲撃により、不覚にも大切な幼馴染みを奪われてしまいました。
 屋上の縁に足をかけたまま途方に暮れ、怪盗と穂乃果が去った方角を眺めるしかできません。


海未(ほ、穂乃果が連れ去られてしまいました)
以下略



47: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:36:37.87 ID:zPfl3jU20
海未「ドクですか? すみません今少々込み入っていまして」

真姫『新薬についてもう一つわかったわ』

海未「え、本当ですか!? 教えてください今ちょっとピンチなんです」
以下略



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