過去ログ - 男「アタシアタシ詐欺?」
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6: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 15:43:00.76 ID:4Dy0C6/9o
男「はぁ……君ホントに詐欺師なの? 素人の僕から見ても少し不安なんだけど? たしかに僕は『その場で土下座』とは言ったけども、どこの『その場』とか明確な場所は指定してないでしょ? という訳で、あなたには今から〇〇駅まで来てもらいます。詳しいことはそこで落ち合って話しましょう。まぁ自由意志によるものだから、別に来なくてもいいけどねー」


女詐欺師「〇〇駅……!? ここからじゃ結構遠いわよ! ていうかどうせ行かなきゃ通報するんでしょう!?」

以下略



7: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 15:45:42.97 ID:4Dy0C6/9o
2時間後、〇〇駅にて



男「……」(そろそろ2時間が経つな……まあ別に、来なかったからって通報はしないつもりだけど、少しつまらなくなっちゃうかな……)
以下略



8: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 15:46:56.12 ID:4Dy0C6/9o
女詐欺師「あなたが、声の主ですか……なかなか幼いですね」


男「幼い言うな、これでも20越えてる大学生だわ」

以下略



9: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 15:48:37.59 ID:4Dy0C6/9o
女詐欺師「あ……そうなんですか?」


男「うん! 相手に毎分嫌がらせしてストレス貯めて自殺に追い込む程度だから全然問題ないよ!」

以下略



10: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 15:49:40.30 ID:4Dy0C6/9o
男「……あ」


女詐欺師「こ、今度は何よ……」

以下略



11: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 15:51:07.96 ID:4Dy0C6/9o
高級レストランにて



男「詐欺ちゃんすごいねー、何か食べたいなー……って言っただけなのにこんな高いレストランに連れてってくれるなんてさ! もしかして詐欺師にならなくてもある程度の資産はあるんじゃないの?」
以下略



12: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 15:52:34.56 ID:4Dy0C6/9o
男「で? 君は何か頼まないの?」


女詐欺師「そんな気分じゃないからいいです……」

以下略



13: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 15:53:32.84 ID:4Dy0C6/9o
カラオケボックス


男「むげぇぇんだぁぁいなぁぁぁぁぁ!!!!!」

以下略



14: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 15:54:23.60 ID:4Dy0C6/9o
男「……むぅ」


女詐欺師「今度はなんですか……」

以下略



15: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 15:57:05.62 ID:4Dy0C6/9o
男「……おっ? なかなかいい選曲だね……」



夕月夜 顔出す 消えてく子供の声
以下略



16: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 15:57:59.28 ID:4Dy0C6/9o
歌い終わり……


採点結果……98点!!!!!

以下略



17: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 15:58:54.60 ID:4Dy0C6/9o
男の家



男「はい、麦茶。とりあえずこれ飲んで」
以下略



18: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 15:59:53.83 ID:4Dy0C6/9o
男「元彼……?」


女詐欺師「うん、2年くらい前の話かな。毎日が夢のような日々だったなぁ……。家が近かったから、小さい頃からずっと一緒だったの。いわゆる幼馴染みってヤツね。だからいざ告白となるとなかなか踏み込めなくてさ……決心がついたのは高校3年生の時で、大学に合格したら付き合う約束をしたの」

以下略



19: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 16:00:56.40 ID:4Dy0C6/9o
女詐欺師「……」


男「その元彼と何かあったの? いやまあ、元彼って時点であるっちゃあるんだけど……」

以下略



20: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 16:01:53.90 ID:4Dy0C6/9o
女詐欺師「……だからね、私も騙してやろうと思った。他の人に不幸をばら撒きたかった! そしていつかアイツにたどり着いて、めいっぱい復讐してやろうかと思った!!」



男「…………」
以下略



21: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 16:04:43.33 ID:4Dy0C6/9o
女詐欺師「……何いってんの?」


男「だって、これが僕じゃなくて他の人だったらまんまと引っかかってたかもしれないし。そしたらその人は不幸になって君は前科者になる所だった。そういう意味では、ここで僕に止められて良かったんじゃない?」

以下略



22: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 16:07:26.20 ID:4Dy0C6/9o
女詐欺師「むぅぅ……じゃ、じゃあさ。やってみるよ。新しい恋を」



男「うんうん! 人間常に未来に生きないとやってけないよ! 頑張っ……」
以下略



23: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 16:08:40.16 ID:4Dy0C6/9o
おまけ


大学の講義にて

以下略



24: ◆Y8plEBdF6c[saga]
2017/02/19(日) 16:09:18.25 ID:4Dy0C6/9o
ほんとにおわり


25:名無しNIPPER[sage]
2017/02/19(日) 16:16:37.53 ID:OQp+okDA0
乙です面白かったです


26:名無しNIPPER[sage]
2017/02/19(日) 20:08:49.35 ID:XefwUxQ/0
うわぁ


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