過去ログ - 少女「家に女の幽霊が出るんですけど」
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1:名無しNIPPER[sage]
2017/02/20(月) 23:41:59.79 ID:WYnEXoSM0
「幽霊が出る部屋に友達が引っ越すことになってさ」

「怖いもの知らずの友達数人で、そいつの家に泊まりに行ったのよ」

「で、酒盛りしてる最中にまんまと出てきたわけ、幽霊が」

「それが女の幽霊だったんだけど」

「みんな酔っ払ってるから妙に盛り上がっちゃって」

「可愛いだの何だの言いながら、皆で服脱ぎだしたの」

「中には、ちょっと口では言えないような事を始めるヤツまでいて」

「それを見た幽霊は、顔真っ赤にして消えてっちゃった」

「それ以来、その部屋に幽霊が出る事はなくなったってさ」

「おしまい」


こんなお話を聞いた事があります。

ネットを調べれば、類似した怪談が沢山出てくるでしょう。

所謂「幽霊を怖がらない人間が一番怖い」的なお話です。

他にも、幽霊と仲良くなって最終的には恋をしてしまう漫画とかも。

まあ、良くあるストーリーですよね。


けど、ホントに、そんな事で幽霊が何らかの反応を示すのでしょうか。

ホントに恋愛に陥ることが可能なのでしょうか。


そんな事を、金縛りにあいながら、私は考えてしまっています。

だって。

だって、目の前に居る女の幽霊が、とても綺麗で。

何だか惹かれてしまったから。

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2:名無しNIPPER[sage]
2017/02/20(月) 23:52:30.40 ID:WYnEXoSM0
それは、長い黒髪を持つ女性でした。

綺麗な顔立ちをしているのですが、顔色は少し……いや、かなり悪いです。

触れると、きっと冷たいだろうなというのが、見ただけで判ります。
以下略



3:名無しNIPPER[sage]
2017/02/21(火) 00:01:47.15 ID:td77gTN90
そうしていくうちに、彼女は薄れて消えてしまいました。

それと同時に、私の金縛りは解けて動けるようになります。


以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2017/02/21(火) 00:24:48.11 ID:td77gTN90
少女「……という事が、昨日の夜ありましたよ」

友達「へー、で、どうしたの?」

少女「苦肉の策で、布団の中で着替えました」
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2017/02/21(火) 00:34:16.59 ID:td77gTN90
友達「まあ、あれね、一番確実なのは、私が、その、えっと、貴女の部屋に……泊まりに行くことね」

友達「弱い幽霊くらいなら、どっかに追い払うことくらいは出来るから」

少女「おー、それは、あれですね、お酒を飲んで幽霊さんの前で裸踊りをする流れですか」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2017/02/21(火) 00:53:52.95 ID:td77gTN90
〜少女の部屋〜


友達「お邪魔しまーす……」

以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2017/02/21(火) 01:08:35.86 ID:td77gTN90
少女「ううう、折角結ばれた縁が途切れてしまう……」

友達「さっきも言ったけど、幽霊と縁が出来ても意味ないって」

友達「連中と私達は、生きてる所が違うの」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2017/02/21(火) 01:17:09.86 ID:td77gTN90
友達「はぁ……はぁ……はぁ……」ドキドキドキ

少女「ふう、どうですか、クラスでも無表情で怖いぃと言われている私の顔を間近で見た気分は」

少女「この手の脅しを使うのは本意ではありませんでしたが、まあ仕方ありません」
以下略



9:名無しNIPPER[sage]
2017/02/21(火) 20:13:32.60 ID:Oor1nC//O
はよ


10:名無しNIPPER[saga]
2017/03/01(水) 16:31:14.51 ID:Gq4Ojqw/0
そう言って、彼女は懐から出した紙に何かを書き始めました。

ちょいちょいちょいと。


以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2017/03/01(水) 16:37:13.86 ID:Gq4Ojqw/0
幽霊さんは、先日見たまま、青白い顔をして床を眺めているようでした。

何を見てるのかな。

絨毯に、何か気になる物でも付着しているのでしょうか。
以下略



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