4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/22(水) 21:41:07.68 ID:wRm0szz8O
「今、まゆは信じられています」
「でもあの頃は……貴方と別れるその前までは、信じたくて……でも、今のように信じることができなかったんです」
「不安でした。今はこんなにも貴方のことを好きだけど、時を重ねた先でも、この想いは変わらずに抱いていられるのか」
「こんなにも恋しい貴方への熱も、いつか冷めてしまうんじゃないか。この恋の向く先が貴方以外を指してしまうんじゃないか」
「こんなにも愛おしい貴方のことを、まゆは、裏切らずにいられるのか。好きで居続けて、恋をし続けて、そうして愛し続けていられるのか」
「まゆは貴方を愛していていいのか」
「不安でした」
「……まゆは、貴方のことを愛しています。大好きで恋しくて……この想いは、この想いだけは他の誰にも負けない、そう思えるくらいに貴方のことを」
「あの頃も、今も」
「貴方と出逢ったあの時。まゆが今のまゆになれた、まゆが今のこのここまで来られた、そのきっかけの、運命の出逢い。あの出逢いの瞬間からずっと、ずっと、ずうっと」
「愛してきました」
「……でも、だからこそ」
「まゆは貴方を愛してきたけれど。運命の出逢い、あの瞬間からずっと貴方のことを愛してきたけれど。でも、だからこそ」
「貴方と、運命の出逢いを経て愛を抱いたまゆは、一目惚れだったから」
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