過去ログ - 佐久間まゆ「きっと永遠に」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/22(水) 21:41:43.87 ID:wRm0szz8O
「だから、不安だったんです」
「一目惚れをしたまゆは……また、今度は別の誰かに一目惚れをしてしまうのかもしれない」
「今は貴方を愛せているけれど……でも、もしかしたら。一目惚れで貴方を愛するようになったまゆは、一目惚れで貴方以外を愛するようになってしまうのかもしれない」
「そう思って不安だったんです」
「好きだけど。恋しく、愛おしく思っているけれど、だからこそ不安だったんです」
「貴方へ抱く愛の永遠を信じられなくて……とても、とっても」
「……だから、離れました」
「だからまゆは、貴方から離れることに決めました」
「貴方の傍から離れて、貴方とは違う人のもとで過ごし、貴方と重ならないよう。まゆは、貴方の前から居なくなりました」
「確かめたかったんです」
「……プロデューサーさんへ良くない想いを与えてしまうのは分かっていました。きっと悲しんで、怒って……もし戻ってこれたとしても、自分の想いを確信できたとしても、その時、受け入れてはもらえないかもしれない、っていうそのことは」
「でも、それでも確かめたかった」
「そうしないと進めなかった。貴方を想って貴方を愛することも、貴方を想って貴方から身を引くことも。どうすることもできなくなってしまったから」
「裏切りたくないから裏切る。そんな、どうにもならないようなことなのだとは分かっていて……それでも、まゆは確かめたかったんです」
「貴方への想いを。恋を。愛を」


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