過去ログ - 勇者「やべー魔界来ちまったやべー」
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38: ◆bo5WNfoWAY[saga]
2017/02/25(土) 11:28:39.80 ID:jXtFNu0t0
陽が沈んだ後、勇者達は競技場へ向かった。
彼らも参加権利を得たのである。
勇者「協議開始の合図と一緒に、セダンを召喚しろ。そいつに乗って、ここを脱出する」
39: ◆bo5WNfoWAY[saga]
2017/02/25(土) 11:35:49.37 ID:jXtFNu0t0
勇者「やりーい! 無事抜け出せたっぽいぜ!」
デブ「ふはあーふはあー、生きた心地がしなかったよお」
ハゲ「一歩でもタイミングを間違えれば、インディアンに捕まっておりましたからな」
40: ◆bo5WNfoWAY[saga]
2017/02/25(土) 11:42:38.27 ID:jXtFNu0t0
ゴゴゴゴゴ
勇者「なんだ? 地鳴りがするぞ」
アテナ「勇者! あれを見て! 後ろ!」
41: ◆bo5WNfoWAY[saga]
2017/02/25(土) 11:49:22.56 ID:jXtFNu0t0
勇者は車の窓から飛び降り、一瞬でテントを張った。
デブやアテナ、ハゲもセダンから抜け出し、テントの中へ滑り込む。
セダンが折り畳まれる。ハゲの手中へ吸い寄せられていく。
その途中で、巨大な鉄の塊は追いついた怪物を遥か彼方へ弾き飛ばした。
42: ◆bo5WNfoWAY[saga]
2017/02/25(土) 12:00:20.56 ID:jXtFNu0t0
「次は渋谷ー渋谷ー」
勇者「ハッ!」
目を覚ますと、そこは電車の中であった。
43: ◆bo5WNfoWAY[saga]
2017/02/25(土) 12:08:26.75 ID:jXtFNu0t0
アテナはひそかにトゲトゲマンの手から逃れていた。
三人が渦に吸い込まれたのを見て、小心な魔物はその場でおろおろ慌ててしまったのだ。
その隙をついて、近くの茂みに身をひそめたというわけだ。
アテナ「勇者……あんた、どこ行っちゃったのよ……」
44: ◆bo5WNfoWAY[saga]
2017/02/25(土) 12:11:53.58 ID:jXtFNu0t0
アテナ「助けて!」
すると空からアツアツの皿が降りてきた。
天の声「この皿に十分間、手をつけてみな」
45:名無しNIPPER[sage]
2017/02/25(土) 22:23:01.65 ID:n7dsN/As0
乙
46: ◆bo5WNfoWAY[saga]
2017/03/01(水) 22:12:17.61 ID:40iSBx3G0
しばらく歩くと、高い崖があった。
あまりに高いので、アテナの脚が意思に反してブルブル竦み上がった。
アテナ「おおおおおお落ち着いて、橋を探すのよ橋を。吊り橋でもいいわ、なんでもいいから渡れる物を」
47: ◆bo5WNfoWAY[saga]
2017/03/01(水) 22:17:00.90 ID:40iSBx3G0
坊主頭「落ち着け! 落ち着くんだ! 足を滑らせたら、一巻の終わりだぞ!」
アテナ「くふ……ぐぬううう!」
アテナは何を思ったか、突然走り出した。
48: ◆bo5WNfoWAY[saga]
2017/03/01(水) 22:21:39.58 ID:40iSBx3G0
勇者「またこの世界に戻ってきちまったな」
デブ「暗いなあ、誰か電気つけておくれよ」
ハゲ「おや? 私達は山手線に乗っていたはずですが。またいつからこんなところへ?」
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