過去ログ - 森久保「私に似ているプロデューサーさん」
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1: ◆8AGm.nRxno[saga]
2017/02/24(金) 09:08:12.68 ID:UKsbEgqz0
デレマスの森久保SSです

初投稿

地の文あり

SSWiki : ss.vip2ch.com



2: ◆8AGm.nRxno[saga]
2017/02/24(金) 09:09:33.90 ID:UKsbEgqz0
書きためてあるので手直ししながら投稿していきます。


3: ◆8AGm.nRxno[saga]
2017/02/24(金) 09:12:14.15 ID:UKsbEgqz0
俺の名前はP。とある小さなアイドルプロダクションに勤務している。

といってもプロデューサーという訳ではない。事務員の補佐をしたり、他のプロデューサーの都合がつかなかったときにアイドルの送迎をしたりしている。いわゆる雑用だ。

季節が来ればシーズンの仕事があるので事務の手伝いとしてそこそこ忙しく仕事をしているが、会社の業績が傾いてリストラという話になれば真っ先に切られる人員だろう。
以下略



4: ◆8AGm.nRxno[saga]
2017/02/24(金) 09:15:42.30 ID:UKsbEgqz0
今から4年前、大学生だった俺は就活に失敗した。

スタートは遅れ、履歴書に書けることは車の免許くらいなもので、加えて大学の単位にも追われていた。

切羽詰まった俺は手あたり次第に履歴書を送り付け、やっとの思いで一社の内定を確保した。それがこのアイドルプロダクションである。
以下略



5: ◆8AGm.nRxno[saga]
2017/02/24(金) 09:20:50.62 ID:UKsbEgqz0
最初の業務はアイドル活動の見学だった。研修の一環として新人に現場を知ってもらおうということだろう。

少ない同期と共にアイドルたちのレッスンを眺めた。レッスンは5人のグループで行われていたが、別にユニットを組んでいるわけではなく、デビューもまだらしい。

音楽に合わせて踊る。言葉にすればそれだけのことだが、俺の頭にはそれを遥かに凌駕する情報量が入り込んできた。
以下略



6: ◆8AGm.nRxno[saga]
2017/02/24(金) 09:23:02.63 ID:UKsbEgqz0
「あのっ、すみません!」

レッスンが終わって次の研修に向かおうとした俺たちに、さっきまで踊っていたアイドルの一人が声をかけてきた。

「私は…アイドルになれるでしょうか…デビューは…」
以下略



7: ◆8AGm.nRxno[saga]
2017/02/24(金) 09:24:35.79 ID:UKsbEgqz0
自慢じゃないが俺はなかなか友好的な人間だ。友達も多いし、気兼ねなく話せる奴も結構いる。

だがそれは意識的にも無意識的にも、俺と合わない人間を視界から締め出した結果だ。

例えば勉強ができる奴。なんにでも手を挙げる奴。これだと思ったものに一直線な奴。
以下略



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