過去ログ - ガヴリール「悪魔的所業?」(百合)
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15: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/02/26(日) 17:37:48.98 ID:BW4B/JIs0
「ガヴ?!」

すぐにヴィーネが私の体を抱き起す。

「大丈夫、ごめんなさい。ヴィーネ」

ん?

「うん?」

ヴィーネが首を傾げた。

「気にしなくて大丈夫よ。今日は、色々我がまま言ってごめんなさいね」

いやいや、そんなこと思ってもいないんですけど。

「ど、どうしたのガヴリール?」

「ううん、いつも本当に感謝しているの。あなたは程素敵な人もいないわ」

「まさか、脳までやられた?!」

「お礼に、あなたの言うことなんでも聞くわね……って、待てこら!! ううん、気にしないで、なんでも言って、いやいや!?」

「なるほど、ガヴリール……が出たり引っ込んだりしてるわけね」

「そうだ。お茶、淹れるわね」

私は手をパンと叩いて、台所に駆け寄った。
誰か止めて!!

「あのガヴが……」

私がこんな天使みたいなことしたら気持ち悪いって!

「変でしょ? いつもだらしないのに」

「ううん、むしろ、出会った頃の純真無垢なあなたが戻ってきてくれて嬉しいわ」

何言ってんの、ヴィーネ!?


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