過去ログ - ガヴリール「悪魔的所業?」(百合)
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16: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/02/26(日) 17:49:24.23 ID:BW4B/JIs0
「ガヴ、1時間くらい大人しくしておきなさい」
「ざけんっ……あ、紅茶で良かった?」
「ええ、お願い」
にっこり微笑み、私を見つめる。
くらくらする。
ヴィーネに逆らえないというか。
逆らわずに従いたいという欲求の方が勝ってる。
「んっ……」
ふと、腕にかゆみが。
「どうしたの?」
「なんでもないわ」
「あ、パソコンもそんな所にあったら邪魔よね。すぐに片づけるから」
「ガヴリールじゃないみたい……ううん、私がしておくから」
と、私は手を止めて、ヴィーネの方へ。
彼女の腕を掴む。
「いいの。そんなことしたら、また悪魔としての自分を貶めてしまうわよ? 気をつけて。今日はあなたを悪魔として導くのが私の役目だから。どうしたらいいか、一緒に考えましょう?」
「ガブ……あ、あの」
「なに?」
「ううん……その、いつもと違いすぎて照れるというか、私が昔好きだったガブが帰ってきたみたいで」
何、赤くなってんの?
気持ち悪いよ?
これ、私じゃないからね?
「ちょっと、ううん、かなり嬉しい」
「ありがとう」
ヴィーネを慈しむように、私は抱きしめた。
まるで久しぶりの旧友との再会だ。
んんん?!
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