過去ログ - 小関麗奈「今日はレイナサマの勝ちね」南条光「ま、まだだ!」
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◆97Mk9WqE8w
[sage saga]
2017/02/26(日) 21:05:47.03 ID:4fMEElnd0
「うおおおおお!」
光は絶叫とともに跳んだ。
その小さな体につまっている全身のバネをたわませて、勢いの全てを脚に込めて、思いっきり、大きく、大きく、跳んだ。
以下略
38
:
◆97Mk9WqE8w
[sage saga]
2017/02/26(日) 21:06:26.61 ID:4fMEElnd0
麗奈には光が派手に着地を失敗したように見えた。
冷汗が出る。
しかし、光はすぐさま立ち上がると横目で麗奈を確認し、「よっしッ!」と駆け出す。
以下略
39
:
◆97Mk9WqE8w
[sage saga]
2017/02/26(日) 21:07:04.18 ID:4fMEElnd0
麗奈は速度を落とさぬまま背中の荷物を手にし、開ける。
取り出したるは金色に煌く筒状の道具。それには赤い文字で「レイナサマバズーカ しさく品」と書かれている。
「ひか――」
以下略
40
:
◆97Mk9WqE8w
[sage saga]
2017/02/26(日) 21:07:36.73 ID:4fMEElnd0
ノッポの制止もむなしく空に消える。
麗奈は不敵に笑みをこぼした。
バズーカの引き金にかけられた指が動く。
以下略
41
:
◆97Mk9WqE8w
[sage saga]
2017/02/26(日) 21:08:07.16 ID:4fMEElnd0
光が恐る恐る麗奈の方をみてみると、麗奈の目の前でポテポテといくつかのスーパーボールが弾んでいる。
「あ……あれ?」
以下略
42
:
◆97Mk9WqE8w
[sage saga]
2017/02/26(日) 21:08:34.48 ID:4fMEElnd0
その時であった。
光は、男児三人の後ろで、先ほど通り過ぎた白い家の門がゆっくり開くのを見た。
白い家――猛犬注意の看板が立っていた白い家だ。
以下略
43
:
◆97Mk9WqE8w
[sage saga]
2017/02/26(日) 21:10:17.17 ID:4fMEElnd0
その門から現れたのは体高が五十センチはあろうかというブルドックであった。
「ガァアるるる」と地響きのように唸りながら、ドッス、ドッスと向かってくる。
決して速くはないが、遅くもない。
小型のトラックほどはあるんじゃないかという迫力で確実に近づいてくる。
以下略
44
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◆97Mk9WqE8w
[sage saga]
2017/02/26(日) 21:10:45.34 ID:4fMEElnd0
「みんな、急げ! がんばって走るんだッ」
光が檄を飛ばす。
「そうよ、アンタたち、必死に走んなさい!」
以下略
45
:
◆97Mk9WqE8w
[sage saga]
2017/02/26(日) 21:11:16.18 ID:4fMEElnd0
それを聞いた麗奈は「はぁ?」という表情になる。
「それは――「ダメだッ!」」
以下略
46
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◆97Mk9WqE8w
[sage saga]
2017/02/26(日) 21:11:47.83 ID:4fMEElnd0
イタズラ至上主義の小関麗奈。
自称正義の味方の南条光。
麗奈にしてみれば、いわば天敵。
以下略
47
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◆97Mk9WqE8w
[sage saga]
2017/02/26(日) 21:12:13.11 ID:4fMEElnd0
麗奈から仕掛けた、言ってしまえば悪ふざけの産物でしかないこれに
――南条光は全力でつきあっている。
(コイツも案外、アタシと――)
以下略
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