過去ログ - ハルヒ「キョンが女の子だったら良かったのに……」キョン「……は?」
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41:名無しNIPPER[sage]
2017/02/27(月) 01:13:09.94 ID:HHOZvDS20
涼宮ハルヒが男になった。

それは衝撃的な事実ではあったが、今朝方、同じく男になっていた長門の姿を目撃していたこともあり、辛うじて取り乱すことはなかった。

ハルヒが消失したあの日、騒ぐだけ騒いで精神異常者扱いをされた俺は、完全に孤立した。
あんな思いは二度とごめんだ。

そして長門は言っていた。
この異常事態を認識しているのは、俺と長門だけだと。

ならば、ハルと名乗った彼に何を聞いたところで得られるものはないだろう。

キョン子「そうか……悪かったな。変なこと聞いて」

ハル「お前、本当に大丈夫かよ」

愛想笑いを顔に貼り付け、ぎこちなくそう言うと、本気で心配されてしまった。

形の良い眉をひそめ、覗き込むように見つめられると、その大きな瞳に吸い込まれそうな気持ちになり、酷く落ち着かない。

ハル「ちょっと動くな」

視線をせわしなく泳がせている俺の額めがけ、ハルはおもむろに手を伸ばし、触れた。
その手のひらは温かくて、彼の体温の高さがよくわかる。

ハル「……熱はないようだな」

限界だった。

キョン子「だ、大丈夫だって!もう平気だから!!」

顔全体が酷く熱い。
このままではありもしない熱が上がってしまうと思い、身をよじらせてその手から逃れる。

くそっ。
こいつはこうして、たまに優しいから調子が狂うんだよな。

キョン子「そ、そろそろ授業が始まるな。俺は本当に大丈夫だから、気にしないでくれ」

タイミングよく予鈴が鳴ったこともあり、会話を切り上げた。

前に向き直る前に、まだ訝しげな表情を浮かべているハルに一応、礼を言っておく。

キョン子「心配してくれてありがとな……ハル」

ハル「……ふん」

するとハルはふっと表情を緩め、それからぷいっと顔を逸らして、鼻を鳴らした。

その仕草を見て、改めて彼はハルヒなのだと、実感したのだった。


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