過去ログ - ハルヒ「キョンが女の子だったら良かったのに……」キョン「……は?」
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45:名無しNIPPER[sage]
2017/02/27(月) 01:25:11.07 ID:HHOZvDS20
ガツガツと弁当を食っていた俺が、ふと顔を上げるとハルの姿がない。

どこに行っちまったのかとキョロキョロしていると、背後から声が掛けられた。

ハル「お前、その髪どうしたんだ?ぐちゃぐちゃじゃねぇか」

悪かったな。
余計なお世話だ。

キョン子「今朝は時間がなくてな。上手く結えなかったんだよ」

ハル「みっともねぇな。……ちょっとじっとしてろ、結ってやる」

は?
おい、ちょっと待て。

そんな待ったをかける暇もなく、ハルは俺の下手くそなポニテを解き、手際よく結い直していく。

力加減は少々荒っぽいが、手つきは繊細で、髪に触れられてることもあり、ほんの少し心地良い。

うん。
まあ、悪くない気分だ。

それなりに……
いや、かなり……

髪を梳く、彼の指先が気持ち良い。

人に髪を触られることに、もっと自分は嫌悪感を覚えるかと思ったが、そうでもないらしい。

それは、もしかして……

相手がハルだからだろうか?

ハル「よし、終わったぞ」

キョン子「あ、ありがとう」

ぼんやりとそんな訳のわからないことを考えていたら、結い終わったようで、『私』は慌ててお礼を言い、彼が結ってくれたポニテを手で触って確認した。

鏡がないので確信は持てないが、触った感じ、『私』が今朝結った時よりは格段に出来が良さそうだ。

かなりきっちり結えている。

ハル「どうだ、上手いもんだろ?」

キョン子「うん。ありがと、ハル」

改めて礼を言うと、彼は嬉しそうに微笑み、その無邪気な笑顔に思わず……

『私』は見惚れてしまったのだった。


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