1: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/02(木) 23:50:51.44 ID:4MT/4qEj0
※木星SSです。女の子要素一切ゼロです。
夜。この時期はまだまだ夜の冷え込みがつらい。
早く暖房が効いた場所に行きたくて、タクシーを降りて看板を確認してから
すぐさま店のドアを開けた。
待ち合わせ場所になっていた飲食店は、受付カウンターも寒かった。
外との出入りが多いからだろうか?早く奥のスペースに行きたい。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/02(木) 23:52:23.05 ID:4MT/4qEj0
――――
お連れ様はこちらです、と店員。
店員に会釈してから真っ黒のドアを軽くノックして開けてみる。
3: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/02(木) 23:53:37.10 ID:4MT/4qEj0
北斗「じゃあ、最初はなに飲む?」
冬馬「そうだな…って、前言わなかったっけか?」
4: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/02(木) 23:56:47.60 ID:4MT/4qEj0
―――――
店員「お待たせしましたーこちらご注文の品になります」
冬馬「あれ、北斗も同じヤツ頼んだのか?」
5: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/02(木) 23:57:47.17 ID:4MT/4qEj0
北斗「あぁ…ごめんごめん、まだほんの少しだけ早かったね」
冬馬「頼むぜ全く」
北斗「…冬馬はまじめだなあ」
6: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/03(金) 00:04:24.01 ID:4D4KvwUn0
少しの間沈黙が流れた後、時計の針が重なった。
北斗「おっ冬馬。日付、変わったぞ」
冬馬「おう。そ、そうだな…」
7: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/03(金) 00:15:39.75 ID:4D4KvwUn0
北斗「それじゃあ。…冬馬、20歳の誕生日、おめでとう。乾杯」
冬馬「おう…乾杯」
8: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/03(金) 00:16:33.06 ID:4D4KvwUn0
――――
北斗は嬉しそうだった。
誕生日の半年前からずっと、日付が変わるこの瞬間はスケジュールを押さえてもらうようにプロデューサーに掛け合ってたっけ。
俺が生ビールを飲めずにまさに苦虫をかみつぶしたような顔をすると、
北斗はやっぱり最初はそうだよな、と呟き、笑った。
9: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/03(金) 00:17:02.21 ID:4D4KvwUn0
北斗「言うと思った。何か食べる?おつまみがあると、だいぶ違うぞ」
職業柄、深夜にモノを食べるのは遠慮させてもらってるんだが…
…今日は記念だしな!
44Res/20.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。