過去ログ - 冬馬「大人の階段登る」
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6: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/03(金) 00:04:24.01 ID:4D4KvwUn0
少しの間沈黙が流れた後、時計の針が重なった。

北斗「おっ冬馬。日付、変わったぞ」

冬馬「おう。そ、そうだな…」
以下略



7: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/03(金) 00:15:39.75 ID:4D4KvwUn0



北斗「それじゃあ。…冬馬、20歳の誕生日、おめでとう。乾杯」
冬馬「おう…乾杯」
以下略



8: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/03(金) 00:16:33.06 ID:4D4KvwUn0
――――
北斗は嬉しそうだった。
誕生日の半年前からずっと、日付が変わるこの瞬間はスケジュールを押さえてもらうようにプロデューサーに掛け合ってたっけ。
俺が生ビールを飲めずにまさに苦虫をかみつぶしたような顔をすると、
北斗はやっぱり最初はそうだよな、と呟き、笑った。
以下略



9: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/03(金) 00:17:02.21 ID:4D4KvwUn0

北斗「言うと思った。何か食べる?おつまみがあると、だいぶ違うぞ」

職業柄、深夜にモノを食べるのは遠慮させてもらってるんだが…
…今日は記念だしな!
以下略



10: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/03(金) 00:25:27.90 ID:4D4KvwUn0
北斗「あの冬馬がねぇ…成人かぁ…大きくなったなあ〜」
冬馬「お前さっきから何回それ言ってんだって…」

だいぶ出来上がってきてんな北斗…
なんだか新鮮だ。俺の中での北斗はいつも口元に微笑を携えて、冷静沈着に、時に小粋なジョークを交えるような男なのだが、
以下略



11: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/03(金) 00:27:24.80 ID:4D4KvwUn0
北斗「出会った頃はまだ高校生だったのになあ…Jupiter が結成された時、あの時は大変だった」

冬馬「そんなに昔の事でもねえだろ…そんなにひどかったか?」

北斗「ふふっ懐かしいな。レッスン室で初めて会って…なんだっけ、社長に簡単に名前だけ教えてもらった後だったっけ。冬馬、所信表明でなんて言ったか覚えてる?」
以下略



12: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/03(金) 00:29:32.61 ID:4D4KvwUn0
北斗「ふふ。『俺はトップアイドルになりにここにきた!やるからには一番を目指す!!途中で勝手に諦めたり、一番になるための努力を怠るようなやつは俺が許さねえからな!俺も絶対にトップにたつっていう気持ちは絶対負けねえ!!任せろ!俺たちなら楽勝!だぜ!』…だっけ?」

冬馬「うっわぁ…」

思ったより恥ずかしい事言ってた。
以下略



13: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/03(金) 01:01:55.26 ID:4D4KvwUn0
―――
冬馬「だっからよぉ〜北斗ォ…お前はなァ、おっとこう…マジ真剣なところをさァ、もっと見せてかなきゃいけないってェ…」

北斗「はいはい…聞いたよ。ほら、歩ける?」

以下略



14: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/03(金) 01:02:45.11 ID:4D4KvwUn0
冬馬「ちくしょー…とんだ20歳デビューだったぜ…」

北斗「ふふ、じゃあまたリベンジしに行くか。ほら、ついたぞ。鍵は?」

冬馬「ん…わり、財布の中だ。鞄の中…」
以下略



15: ◆7F/YYgK6TM[sage saga]
2017/03/03(金) 01:03:26.08 ID:4D4KvwUn0
―――
北斗「落ち着いた?」

冬馬「ああ。すまんな…」

以下略



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