過去ログ - 【モバマス】美嘉「もう一つの物語」
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70: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/06(月) 23:18:07.57 ID:G39hXaPY0
「それで?何の用かな。申し訳ないが私には君に割く時間は余り無い」
「お忙しいところ、また突然のアポイント、誠に申し訳ございません」
「そういうのは良い。要件を言いたまえ。アシスタントからは城ヶ崎美嘉のプロデューサーと聞いている」
椅子に座った常務は机の上で腕を組み、眼光鋭い目でこちらを見据えてくる。
約束の時間に常務執務室に訪問した俺は
初めて机を隔てた距離で対面する常務に、
しかし緊張は何故か微塵もなかった。
「はい。単刀直入に申し上げます。
城ヶ崎美嘉の路線変更に関して、私は常務の真意を聞いておりません。
是非、お聞かせいただきたく参上いたしました」
「真意を聞いてどうなる?」
「この路線が結果を出していることは君も担当であれば分かっているだろう。
物事は速度だ。黙って従いたまえ」
無表情に常務は一気にまくしたてる。
美嘉の路線変更が本人の希望に反して、
結果として数字になってきていることは事実だった。
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