過去ログ - 【モバマス】美嘉「もう一つの物語」
1- 20
65: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/06(月) 21:37:26.35 ID:G39hXaPY0
『あっ!でもさー、アタシ直接聞きたいって言ったんだけどな〜?
なんでまた電話越しなのかな〜?』

こいつ…

以下略



66: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/06(月) 22:00:59.16 ID:G39hXaPY0
美嘉との電話が終わって、背もたれに寄りかかり大きく息を吐いた。

よし。

そんな俺の覚悟を待ったかのように、
以下略



67: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/03/06(月) 22:03:57.96 ID:G39hXaPY0
ご飯にいってきます。あと少し、お付き合いくださいませ。


68:名無しNIPPER[sage]
2017/03/06(月) 22:25:45.66 ID:WYp4aWZfO
いいねえ。続き待ってます。


69: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/06(月) 23:15:14.39 ID:G39hXaPY0
戻りました。それでは、ラストスパートです。日が変わるまでに終わらせます。


70: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/06(月) 23:18:07.57 ID:G39hXaPY0
「それで?何の用かな。申し訳ないが私には君に割く時間は余り無い」
「お忙しいところ、また突然のアポイント、誠に申し訳ございません」
「そういうのは良い。要件を言いたまえ。アシスタントからは城ヶ崎美嘉のプロデューサーと聞いている」

椅子に座った常務は机の上で腕を組み、眼光鋭い目でこちらを見据えてくる。
以下略



71: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/06(月) 23:22:13.41 ID:G39hXaPY0
「結果を出していることは承知しております。
また、美嘉の新しい可能性を示してくれたことに関して、強く感謝しております」

高級路線という、これまでのカリスマギャルとして、
女子高生に寄り添ってきたスタイルから大きく脱却した路線。
以下略



72: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/06(月) 23:25:36.94 ID:G39hXaPY0
「…真意は今、君が言った通りだ。可能性、その一言に尽きる。」

「女子高生のカリスマと評される、誇るべき容姿とスター性、そして何より圧倒的な知名度。
生まれ変わるアイドル部門において、重要な存在であることは明白だ」

以下略



73: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/06(月) 23:29:10.93 ID:G39hXaPY0
「…美嘉に対する、高い評価、ありがとうございます」

常務の真意を聞くことを出来た、しかもそれが真っ当に美嘉を評価した上で
あったことは本当に嬉しかった。

以下略



74: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/06(月) 23:33:53.30 ID:G39hXaPY0
…初めて常務が表情を変えた。いや、眉根が上った、それだけではあるが、
少なくとも反応したことは事実だった。

「城ヶ崎美嘉のことを最も理解して、彼女を輝かせることの出来るのは
自分が適任と考えています」
以下略



75: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/06(月) 23:37:38.18 ID:G39hXaPY0
「長くなりましたが、私の思いは一つです。
今の新しい可能性、これを追求した上で、彼女自身の求める、
等身大の城ヶ崎美嘉を、自分自身で貫かせたいと考えています」

「…君の言う、等身大という言葉は随分と都合が良いな。
以下略



76: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/06(月) 23:42:32.83 ID:G39hXaPY0
退室しようとする俺に向かって常務が声をかける。

「私のところに直談判に来たのは、君が二人目だ」

その「一人目」の寡黙だけど大きな背中は、容易に思い浮かんだ。
以下略



77: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/06(月) 23:46:24.82 ID:G39hXaPY0
化粧品タイアップの第2弾撮影は順調に進んだ。
生き生きとした表情がまぶしい。
そうだよな、やっぱり城ヶ崎美嘉はこうじゃないといけない。

カメラマンさんや、美嘉を良く知るスタッフからの評判も良く、
以下略



78: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/06(月) 23:48:44.00 ID:G39hXaPY0
〜エピローグ〜

とときら学園の収録を見学した後、無事に美嘉と莉嘉ちゃんは仲直りをしたようで、
二人そろって撮った笑顔のピース写真を送ってきてくれた。

以下略



79: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/06(月) 23:50:26.51 ID:G39hXaPY0
「なあ!今日飲みに行こうぜ!」
『…どうしました、突然…?』

明らかに困った様子で返す。
新入社員研修の頃、奴が困った顔で手を首の後ろに回していた姿を思いだして、吹き出しそうになってしまう。
以下略



80: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/06(月) 23:55:53.22 ID:G39hXaPY0
その後、まさに事務的といわんばかりのあいつとの応答で、時間と場所を決め電話を切ると、
大きく大きく伸びをした。


冬が近づいて華やぐ街。冴えわたる空気に包まれ、俺は最初の一歩を踏み出した。
以下略



81: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage]
2017/03/06(月) 23:57:13.13 ID:G39hXaPY0
以上となります。

至らぬ点も多かったかと思いますが、
お付き合いいただいた皆様、長らくありがとうございましたー!


82:名無しNIPPER[sage]
2017/03/07(火) 00:20:53.65 ID:03fN2X8OO
お疲れー!爽やかな終わりも良かったよ


83:名無しNIPPER[sage]
2017/03/07(火) 02:43:09.61 ID:H1tZ+Esjo
乙です


84:名無しNIPPER
2017/03/07(火) 08:56:28.51 ID:xSmpMmvE0
泣きそうになったわ。


85:名無しNIPPER[sage]
2017/03/09(木) 01:28:40.98 ID:lV77JSBX0
すごい良かったわ!今まで見たきた中でも最高の完成度だった。
見れてよかったわ!


85Res/61.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice