過去ログ - 鞠莉「果南が…」千歌「戻ってこない…?」
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38:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:00:28.57 ID:oUECwn7k0

花丸「ぁ……な、な、に……?」


玄関を開けた先に立っていたのは、黒い塊だった。
以下略



39:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:01:57.09 ID:oUECwn7k0

『ソレ』がこちらに手を伸ばす。

靄を纏った細長い腕のようなものが、『ソレ』の全身から無数にこちらへゆっくりと伸びてくる。

以下略



40:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:02:29.61 ID:oUECwn7k0


花丸「…ぁあ……かな……ん……さ……」


以下略



41:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:03:25.69 ID:oUECwn7k0

―――――

―――

以下略



42:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:04:50.92 ID:oUECwn7k0

敷地内に入った瞬間、何か「よくない」ものがいるのだと、直感した。

夜だというだけでは説明がつかない、寒い、凍えるような、それでいて重苦しい空気がずんとのしかかってきた。

以下略



43:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:05:56.73 ID:oUECwn7k0


善子「…ぇ…?」

最初に見えたのは、真っ黒い煙に包まれた花丸の家だった。
以下略



44:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:07:06.88 ID:oUECwn7k0

触れないくせに重たい靄を掻き分けながら、必死に前へ。

善子「あと、ちょっと…、あと……っ!」

以下略



45:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:08:19.67 ID:oUECwn7k0

善子「は、はな、離れなさい! 花丸から…離れなさいっ! わた…っ私は……堕天使ヨハネよっ!」

ロザリオを握った拳を強く前に出す。

以下略



46:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:09:18.75 ID:oUECwn7k0

善子「効いて、る……?」

自分の右手に握ったロザリオを見下ろす。

以下略



47:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:10:16.63 ID:oUECwn7k0

善子「ゃ…ゃだ……やめ、て……」

花丸を守る。死なせない。死にたくない。守らなきゃ。死にたくない。死なせない。死にたくない、死にたくない死にたくない。

以下略



48:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:10:56.66 ID:oUECwn7k0

薄くなる意識で扉が開いてしまわないように押さえながら、ロザリオを握る手を動かそうとする。

動かない。

以下略



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