過去ログ - 武内「はずれたみなさんの頭のネジ」
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20:第一章 空想のストーカー[sage ]
2017/03/09(木) 21:11:22.61 ID:9hUQSMpR0
「…は?」

嘘から出たまことと思ったが、前みたいに目線を感じない…今、周りを見ても私と渋谷さんしかいない。

「い、いえ、ストーカーなど私のようなものに…」

「ううん、いるじゃん。あの、柱のうしろに」

渋谷さんが指した先を見ても誰もいない「いませんけど…」

「あ。…うん、いないね。たぶん気づかれたことに気付いたんじゃない?」

にわかに信じがたいがこのおかしな状況だ。私にストーカーというおかしいなことをする人もいるかもしれない…。

「とりあえず、気を付けます…教えていただきありがとうございました。」

「待ってよ。逃げる気?」

「に、にげるとは…」

「このままじゃ、ストーカー娘はプロデューサーのことを考えすぎてアイドル活動に支障をきたすかもしれないよ?このままにしてていいの?」

「!?」

たしかに、そうかもしれない。このままじゃ、その娘は、人生がだいなしになってしまう。

「わ、わかりました。では、何かしら対処をとってみます。」

「私がついといてあげるよ」

「いえ、それはダメです。」

「…」






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