12:名無しNIPPER[saga]
2017/03/07(火) 23:20:46.17 ID:2xfEaWy9O
免許を提示してもらうと、軽く驚きの声が漏れてしまった。アラフォーだと思っていた相手が実は自分より年下だったのだ。人は見た目に寄らないとは真実なのだと早苗は思った。
それはそれとして、交通違反の手続きやらを行っていると、男が早苗へ熱心に視線を向けていることに気付いた。
「あ、あの、なんでしょうか?」
「あ、すみません! えっとー、私こういう者でして」
男が差し出したのは名刺。それをよく読んでみると、
「……アイドル事務所のプロデューサーさん?」
「ええ、私、今日もスカウトするためにここ新潟までやってきたんですが」
「はあ、それはご苦労様です」
「こんなビビっと来たのは初めてです」
「へ?」
「……アイドル、やりませんか?」
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