2:名無しNIPPER[saga]
2017/03/07(火) 23:14:46.61 ID:2xfEaWy9O
片桐早苗は今、へとへとにくたびれていた。厳しいダンスレッスンは彼女の身体へ重い負担を乗せていた。
それもそのはず。まだ若いとは言っているが、なんだかんだもうすぐで三十歳に手が届いてしまう年齢なのだ。いつまでも身体が本当に若いころのようについてくるわけがない。
「大丈夫ですかー」
間延びした喋り方の女の子、及川雫が心配そうに早苗を見下ろしていた。決して寝転がっているわけではない。身長差が十八センチもあるのだ。そして早苗は腰を曲げ、手を膝について息を整えているという状況。見下ろされるには十分条件が揃っている。
「むむむっ! 辛そうですね! 私がサイキック疲労回復を!!」
元気溌剌な若さが眩しい女の子、堀裕子は自慢のサイキック(まともな効果があったためしはない)で早苗を回復させようと力を込めていた。
30Res/26.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。