14:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/09(木) 21:16:47.37 ID:DGtdL+EK0
雄二「…えらく夢がないな」ハァ
俺は銃を受け取り、グリップを握ってみる。
どこに行っても、俺は銃を握っちまうんだな…
そう思い、俺は大人しくポケットに銃を仕舞い込んだ。
15:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/09(木) 21:31:31.24 ID:DGtdL+EK0
作戦前というものは、いつも緊張する。
装備に問題はないか?作戦に見落としはないか?今度こそ俺は死ぬのではないか?
様々な不安が頭をよぎる。
どんなに綿密に作戦会議をしたところで、あっさりと作戦は失敗することもある。
海兵隊時代、ブーメランと呼ばれた俺もいつだってギリギリで生き残ってきたのだ。
16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/09(木) 21:33:20.23 ID:DGtdL+EK0
雄二「さて、指定されたポイントに着いたはいいが、暇だな」
俺が指定された場所は、大食堂のある校舎へと続く橋の西側である。
日向が言うには、ここは‘’アタリ‘’であり、天使が来る可能性が低いらしい。
作戦内容をいまいち把握できていない俺にとって、それは嬉しいことであり、目標が来ないとわかっているポイントで待ち続けるのは、前の仕事ではよくあることだった。
17:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/09(木) 21:35:29.51 ID:DGtdL+EK0
雄二「馴れてるとは言え、好きなことでもないんだけどな……ん?」
腕時計の表示が1900と変わると同時に食堂の中から爆音が響いた。
雄二「歌か?」
18:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/09(木) 21:36:39.58 ID:DGtdL+EK0
雄二「フム…」
見ると、その人影の正体は少女であった。
そして少女は、俺の前で止まると声をかけてきた。
19:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/09(木) 21:37:46.32 ID:DGtdL+EK0
少女「こんばんは」
雄二「ああ、こんばんは」
少女「あなた、見かけない顔ね」
20:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/09(木) 21:38:51.35 ID:DGtdL+EK0
雄二「ッ!?」
その音に反射的に身構える。天使が現れ、誰かが応戦しているのだ。
雄二「ようやく、姿を拝めるなッ!!」
21:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/09(木) 21:39:35.27 ID:DGtdL+EK0
雄二「すまない。遅くなった」
日向「おお、来たか!風見!!」
藤巻「生きてたのか、てめぇ」
22:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/09(木) 21:41:05.68 ID:DGtdL+EK0
天使「……」
雄二「おい、冗談だろ?こいつが天使なのか…?」
日向「そうだよ!こいつが俺達戦線の敵、天使だ!!」
23:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/09(木) 21:42:10.37 ID:DGtdL+EK0
雄二「なん…だと…?」
彼女に銃弾が当たらないのだ。
すべての銃弾の軌道がぐわんとねじれて彼女の居場所だけを避けて、その向こうへ消えていく。
24:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/09(木) 21:44:01.01 ID:DGtdL+EK0
戦線メンバーが天使と銃撃戦をしている頃、ゆりは岩沢達、girls-dead-monster略してガルデモの演奏を食堂で聴きながら、通信士である遊佐と無線で連絡をとっていた。
ゆり「状況は?」
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