過去ログ - 妖狐姫「わらわの座椅子となるのじゃ」
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216:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:42:26.10 ID:eTYrdAXz0
…………

しらこ「では、要件を聞こうか。まずは先に来た姫君…貴方から」

妖狐姫「しらこ様。わらわは…しらこ様と…」
以下略



217:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:43:03.39 ID:eTYrdAXz0
男(…させるか)

男「もういいだろ」

てんこ「!!…男殿?」
以下略



218:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:44:39.60 ID:eTYrdAXz0
妖狐姫「男…!?やめんか!うにゅにはもう関係のない話じゃ!」

男「関係ない?ふざけんな!いきなり可愛い女の子に結婚してくれって言われてウハウハだったのに飽きたからもう要らないってそりゃないぜ!」

男「…いや、よくよく考えたら俺の世界でも割とありがちな話かもしれないけど…と、とにかく!今までそういうのに全く縁が無かった俺にはキツすぎだっつーの!」
以下略



219:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:45:15.95 ID:eTYrdAXz0
男「妖狐姫はしらこ様…あんたと結婚したいという意思を告げるために本日ここに来た。で、合ってるよな?」

妖狐姫の方に目を向ける。

妖狐姫「…まあ、そうじゃが」
以下略



220:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:46:09.41 ID:eTYrdAXz0
妖狐姫「何を言っておるのじゃ男!でしゃばるでない!」

しらこ「貴方に一体何ができる?あの日ボクに言われるがままだった貴方に!」

男(…確かにそうだった)
以下略



221:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:47:01.69 ID:eTYrdAXz0
男「だから、俺はもう下手なこと考えずに自分の唯一の武器で勝負することにしたよ」

そこまで言うとしらこの横にいたシエンさんが腰の刀を抜刀しようと構えた。

男「おっと…何も物騒なことをしようってわけじゃない。俺は俺の唯一の存在価値をしらこ様にも認めて貰おうって思っただけだ」
以下略



222:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:47:45.85 ID:eTYrdAXz0
しらこ「座椅子の達人だと?はっ!馬鹿馬鹿しい…気づいてないのか?それは己のことを家来どころか主人の尻に敷かれる奴隷以下の存在だと言っているのと同じだぞ」

男「まあそう言うなよ。世界は広い…異界じゃ座椅子に乗っている方が奴隷っつうこともある…らしいぞ?」

しらこ「ふーん…で、どうやってボクを認めさせる気だい?」
以下略



223:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:48:34.67 ID:eTYrdAXz0
俺はドンと深く座布団に胡座をかいて座ると、膝をバシンッと叩いて部屋に響す声で言った。

男「さあ!俺の上に座ってくれ!」

男「隠れてやってきた修行の成果!見せてやる!」
以下略



224:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:49:30.65 ID:eTYrdAXz0
しらこ「…面白い。そんなに言うならボクのお尻に敷いてあげるよ」

しらこ「そして?みしめるがいいさ!男としてっ!生きる者としてっ!このボクより劣っているということを!」

しらこ「もちろん…ボクを満足させることができなかったら姫君のことは諦めてもらうよ?」
以下略



225:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:50:21.45 ID:eTYrdAXz0
てんこ「男殿…本当に大丈夫なのか?」

男「もし駄目だったときはてんこさんも俺の座椅子屋に来てくれよな。安くしとくよ」

てんこ「なっ、何を馬鹿なことを…」
以下略



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