過去ログ - 妖狐姫「わらわの座椅子となるのじゃ」
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222:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:47:45.85 ID:eTYrdAXz0
しらこ「座椅子の達人だと?はっ!馬鹿馬鹿しい…気づいてないのか?それは己のことを家来どころか主人の尻に敷かれる奴隷以下の存在だと言っているのと同じだぞ」

男「まあそう言うなよ。世界は広い…異界じゃ座椅子に乗っている方が奴隷っつうこともある…らしいぞ?」

しらこ「ふーん…で、どうやってボクを認めさせる気だい?」
以下略



223:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:48:34.67 ID:eTYrdAXz0
俺はドンと深く座布団に胡座をかいて座ると、膝をバシンッと叩いて部屋に響す声で言った。

男「さあ!俺の上に座ってくれ!」

男「隠れてやってきた修行の成果!見せてやる!」
以下略



224:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:49:30.65 ID:eTYrdAXz0
しらこ「…面白い。そんなに言うならボクのお尻に敷いてあげるよ」

しらこ「そして?みしめるがいいさ!男としてっ!生きる者としてっ!このボクより劣っているということを!」

しらこ「もちろん…ボクを満足させることができなかったら姫君のことは諦めてもらうよ?」
以下略



225:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:50:21.45 ID:eTYrdAXz0
てんこ「男殿…本当に大丈夫なのか?」

男「もし駄目だったときはてんこさんも俺の座椅子屋に来てくれよな。安くしとくよ」

てんこ「なっ、何を馬鹿なことを…」
以下略



226:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:51:06.67 ID:eTYrdAXz0
しらこ「そろそろいいかな?」

男「おう!どんと来い!」

しらこ「よいしょ…」
以下略



227:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:52:16.44 ID:eTYrdAXz0
しらこ「なっ!なんだとっ!?このボクを愚弄する気か!?」

男「そうしないと俺の全てをあんたにぶつけられない。このまま立ち上がったって俺の負けにはならないぞ?」

しらこ「…ふざけているな。シエン!もうこいつを斬ってもいいぞ!」
以下略



228:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:52:51.62 ID:eTYrdAXz0
男「おっ、おいおい!?ちょっと待ってくれよ!」

妖狐姫「シエン殿!男の言うとおりじゃ!奴の本領はここからなのじゃ!」

妖狐姫「しらこ様も男の言うことを了承してやってください…」
以下略



229:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:53:31.99 ID:eTYrdAXz0
男「ふぅ…」

妖狐姫のフォローのおかげで何とかピンチを凌げた。

しらこ「ふんっ…と、特別だぞ…このボクに触れることを許そう…」
以下略



230:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:54:19.36 ID:eTYrdAXz0
男「じゃあ、失礼するぞ」

そぉっと、しらこの頭に手のひらを乗せる。

しらこ「んっ…」
以下略



231:名無しNIPPER[saga]
2017/03/14(火) 18:54:52.10 ID:eTYrdAXz0
しらこ「…母上」

男「ん?…どうした?」

しらこ「なっ!なんでもない!」
以下略



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