過去ログ - 悠貴ちゃんが頬にちゅってして
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11:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 22:26:36.85 ID:ki3Y9quvo

「して、悠貴ー。どのような相談なのでしょうかー?」

 コーヒーにたっぷりの牛乳と砂糖を入れている姿に少し素直にお茶を頼むという選択肢はなかったのだろうか、とも思いつつ、芳乃さんに相談内容を話す。

以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 22:27:07.75 ID:ki3Y9quvo

 芳乃さんが少し考える素振りをしてから、頭のなかを整理するつもりなのかコーヒーに口をつける。ふーふーと息で冷ましてから。けれど一口つけてすぐ熱そうにカップから離した。猫舌なのかな。
 
「想いというのは形にせねば伝わらぬものー。それが言葉であれ、どのような形であれ、悩み、秘めているだけでは相手には伝わらぬものなのでしてー。だからどのような形でも想いを伝えようとすることが大切なのだと思いますー」

以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 22:27:34.07 ID:ki3Y9quvo

 けれど、それでもやっぱりどうしてもわからないし、どうすればいいのか悩んでしまう。本末転倒になってしまうことを承知で、思い悩み秘めてしまう。
 どうしてもこの想い、気持ちは、ただありがとうという言葉だけでは伝えきれないと思うから。大きすぎる恩に対する感謝というにはあまりにも軽々しい言葉の響きだと、なんとなく思ってしまう。

 感謝──そう、感謝だ。
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 22:28:06.41 ID:ki3Y9quvo

「…………甘いのでしてー」

 煮え切らない私の思考中に、芳乃さんはコーヒーにお水に入っていた氷を移して冷やしてから飲んだ。中途半端に温度の下がったコーヒーは大量にいれてしまった砂糖のせいで凄く甘くなっていたようで、芳乃さんはしょんぼり顔だ。
 やっぱりこういうカフェにはあまり来たことがないのがわかる。
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 22:28:36.32 ID:ki3Y9quvo

「でしてー。ぶっちゃけ悠貴のちゅーでよいと思うのでしてー」

「ぶっちゃけ!?」

以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 22:29:05.49 ID:ki3Y9quvo

 芳乃さんが取り出したのは古事記ではなく、女性向け雑誌に載っている速水奏さん特集のページだった。
 ちなみに先ほどのは芳乃さんの意訳であり、雑誌のほうはそれよりも幾分大人っぽい、セクシーな文章だった。
 いや、余計できません。

以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 22:29:39.12 ID:ki3Y9quvo




 そんな決意をした後日のこと。事務所には私とプロデューサーさん、それから少し遅れてやってきたちひろさんの三人だけだった。
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 22:31:35.83 ID:ki3Y9quvo
乙倉ちゃんのCD試聴始まってるから皆さん聴こうね。とても可愛い。凄く可愛い。乙倉ちゃん超可愛い
それでは


19:名無しNIPPER[sage]
2017/03/11(土) 11:47:17.06 ID:QFmi6b/uO
可愛い


20:名無しNIPPER[sage]
2017/03/11(土) 14:04:14.24 ID:/9B9mPHco
乙乙

カワイイ
可愛い
かわいい


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