56:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/17(金) 17:03:10.85 ID:yI94AnC90
俺は奏の言葉にすぐ納得することができた。
この世界で、過去の憂いがなくなればその人間はどうなるか。
そんなこと少し考えれば想像できる。
“成仏“するのだ。
つまり神は、理不尽な人生をおくってきた俺達の救済装置として、この世界を用意したということになる。
雄二「…ふざけやがって」
俺はゆりや岩沢の過去に対する言葉を思い出す。
ゆり『守りたいもの全てをたった30分で奪われた…』
ゆり『そんな人生なんて許せないじゃないっ……!!』
岩沢『運命を呪った』
岩沢『どこにも逃げ出せなかった』
こんな世界を用意するぐらいなら、何故そんな人生を俺達に強いたんだ。
俺が神をぶっ飛ばす理由がまた一つ増えたその時。
学校中のスピーカーから岩沢の歌声が聞こえてきた。
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