過去ログ - 緒方智絵里「私の特別な、あの人からの贈り物」
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25:名無しNIPPER[saga]
2017/03/15(水) 06:11:06.71 ID:+h6VBbXq0
「それで、話を戻すが……まぁ、担当の三人から一つずつチョコを貰ったから、全員分一つずつしっかりと返す様に買ってあって……」


Aはそう言うと、携帯を取り出して何やら操作し出す。


「ちょっと待っててくれよ……」


手馴れた手付きで携帯を操作し、目的のものを探していく。


「おっ、あったあった。これだ、これ」


そうして見つけた画像を、AはPにへと見せる。


「まず、これが……晴へのお返しだな」


「これって……靴? レッスン用ですか?」


携帯に映っている画像には、小さめのサイズの靴が映っていた。


水色とかを基調とした、爽やかな色合いとデザインが特徴だった。


「サッカー用のグラウンドシューズだな。最近、サイズが合わなくなってきたとか言ってたしな。だから、これにした」


「……いきなり大したものが出てきたんですが」


「そうか? まぁ、次に行くぞ」


そう宣言してから、Aは携帯をまた操作して、次の画像を映し出す。


今度出てきた画像には、如何にも高級そうな感じがするティーカップが映っている。


「これは……桃華ちゃんへのお返しですね」


「そうだな。最初は紅茶にしようかと思ったけど、こっちの方が実用的だと思ってな」


確かに……と、Pは思って頷いた。


紅茶を送ったとしても、ありきたりな茶葉であれば送る意味なんて無い。


それ以上のものを、櫻井家では取り揃えているだろう。


だったら、ティーカップを送った方がまだ、実用的且つ有用的であるといえよう。


「けど、これって……見るからに高そうですけど……お幾らなんですか?」


「忘れた。というか、そんなんどうだっていいだろ。貰って喜んでくれれば、それで」


「何というか……大胆というか、大雑把ともいうか……」


「いいだろ、別に。ほら、次に行くぞ」





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