過去ログ - 緒方智絵里「私の特別な、あの人からの贈り物」
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41:名無しNIPPER[saga]
2017/03/21(火) 09:03:23.20 ID:GsVh+QjU0
これを渡された時に、もしも……万が一に智絵里とまゆが拒否でもしたらと思うと、不安で仕方ないのだ。


「まぁ……何とかなるだろう、きっと」


Pは自分に言い聞かせる様に、そう口にする。


言い聞かせる事で自分を奮い立たせて、本番に臨める様にと、努めるのである。


そしてPは二度、三度と深く深呼吸をして自らを落ち着かせると、意を決して携帯をズボンのポケットから取り出す。


取り出した携帯を使ってメール機能を起動させ、それからアドレス帳を用いて智絵里とまゆのアドレスを探していく。


そうして見つけ出した連絡先に、Pは携帯に文章を打ち込み、それを送信する。


メールの内容はとても簡潔な内容である。


『渡したい物があるから、学校が終わったら事務所近くの喫茶店に来てくれ』


必要以上の情報は書かずに、それだけであった。


しかし、それだけであっても二人には十分である。





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