過去ログ - 緒方智絵里「私の特別な、あの人からの贈り物」
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84:名無しNIPPER[saga]
2017/04/04(火) 07:48:12.12 ID:wTz2u0Hv0
おまけ その3


三月十五日。ホワイトデーの翌日。


既に日は空高く昇り、昼頃を迎えていた。


普通であれば、昼食を食べているか、もしくはその前であり、準備をしているぐらいの時間帯。


「……ん」


そんな中、CGプロダクションのプロデューサーの一人、Hは自室の布団の中で目を覚ます。


この時間帯に目を覚ましたのは、彼が今日、休みだからである。


会社に無理を言って、十三日から今日まで、ある目的の為に連休を取ったのだ。


「今、何時だ……?」


Hは乱雑に頭を掻きつつ上半身だけを起こすと、途端に頭痛がズキズキと苛む。


続けて、言い表せない倦怠感と疲労感が、彼を襲う。





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