過去ログ - 緒方智絵里「私の特別な、あの人からの贈り物」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/04/04(火) 07:55:37.96 ID:wTz2u0Hv0
「……おはよう、ございます。プロデューサーさん」
キスを交わした後、藍子はにっこりと微笑んで、そう言った。
先程言う事の出来なかった、挨拶の続きを言ったのである。
「えっ、あ、あぁ……おはよう」
挨拶をされたので、Hは当然の様にそう返す。
しかし、直ぐに『そうでは無い』と思い、首を振った。
「その……藍子。昨日は、すまなかった」
Hはそう言うと、床に手を置き、頭を藍子に向けて下げる。
所謂、土下座をしたのだ。
「いきなり襲って悪いと思っている。何か、昨日は、その……色々と、我慢が出来なくて……」
「……」
「だから、ごめん、藍子。本当に、すまなかった……」
床に頭を擦り付ける様に、Hは深く頭を下げる。
Hの胸中は、藍子に対する申し訳無さで一杯であった。
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