43: ◆CItYBDS.l2[saga]
2017/03/19(日) 01:12:39.04 ID:F7eDzwX2o
聖騎士「そんなことより、勇者殿!」
勇者「わかってる!賢者と僧侶にも手が向けられてるだろう!」
勇者「戦士!ここは俺たちで食い止める!」
戦士「この数を、お前たち二人で何とかするというのか!?」
勇者「お前は、賢者たちを探せ!ここを何とかしたら西の城門に迎う!」
勇者「外で合流しよう!」
戦士「だが・・・!」
聖騎士「あーもう!人を斬りつけるのに躊躇する足手まといは要らないって言ってるんすよ!」
聖騎士「勇者殿の指示に従ってください姐さん!」
戦士「・・・わかった!」
戦士「西の城門だな!必ず来いよ!」
勇者「任せておけ!」
聖騎士「やっと行きましたね」
聖騎士「さあて、勇者殿!たった二人で殿を務めるなんて御伽噺もいいとこですよ!」
勇者「安心しろ聖騎士、俺たちは勇者パーティーだ」
勇者「勇者は死なない。魔王を倒すまでは」
そこからは、よく覚えていない
幾度となく、剣を振るい、柄で殴りつけた
血と油を吸った剣は、なまくらとなり
終いには敵の槍を奪い、暴れた
体中についた血は、敵のものか己のものかもはやわからない
ああ、風呂に入りたいなあ
淡い希望を抱いたとき、鈍い衝撃が体を襲い
意識を失った
次に目覚めた時には全てが変わっていた
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