過去ログ - あやかし事務所のアイドルさん 番外編A
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16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/19(日) 00:06:51.35 ID:7TfU3QjK0
「反省しましたか?」

「はい、すみませんでした…」

我に返ったプロデューサーは真っ赤な頬をぷくーと膨らませた涙目の肇に正座させられています。

「前も言ったと思いますけれど、尻尾は敏感なんですから…ストレスが溜まっていて癒しが欲しかったのは分かりますけれど、やりすぎはダメです」

「重ね重ね申し訳ない…」

「まったくもう…まあ、確かに気持ち良かったです。新しいブラシのおかげか尻尾もツヤツヤにしてもらえましたし、お説教はこのくらいにしましょうか」

「ああ、次は気を付けるよ。さて、肇に耳と尻尾をもふらせてもらって気分転換も出来たし、もう一仕事頑張るとするか」

「ふふっ、プロデューサーさんが癒されたのでしたら良かったです」

プロデューサーと肇が事務所の仮眠室から出ると、顔を真っ赤にした文香が本を開いて座っていました。

本の上下がさかさまになっているのは慌てて本を開いたためでしょうか、文香は本で顔を隠してぽつりと呟きました。

「……ふ、ふしだらなのはいけないと、思います……」

文香の誤解を解くのには小一時間ほどかかりましたとさ。


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