過去ログ - 美城専務「君に仕事を頼みたい」きらり「にょわ?」
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◆ikbHUwR.fw
[saga]
2017/03/21(火) 04:19:17.61 ID:vaRfIaWv0
――専務室
『ドゴン! ドゴン! ドゴン!』
美城「……入りたまえ」
『ガチャ』
きらり「にゃっほーい! 失礼しゃー☆ 専務さんおっつおっつぅ」
美城「君か……ノックは軽めにと言わなかったか?」
きらり「うっぴゃー☆ 忘れてたにぃ! ごめんなさい、しゅーん……」
美城「次から気を付けてくれればいい。……要件は、昨日の返答と思っていいのかな?」
きらり「うんっ! きらり、ショーモデルのお仕事受けるにぃ!」
美城「……? 断るのかと思ったが……」
きらり「そんなことないゆ☆ モデルさんいっぱいいーっぱいがんばるにぃ!」
美城「私が出した条件のこと、覚えていないか?」
きらり「…………」
美城「…………」
きらり「……ご紹介していただいたお仕事では、決して失礼の無いよういたします」
美城「む?」
きらり「専務さんにご迷惑はかけません。ショーモデルのお仕事、どうか引き受けさせてください」
美城「……使い分ける、ということかな?」
きらり「はい」
美城「可能なものか? ふと気を抜いた瞬間にボロが出たりするのでは?」
きらり「それは、ないと思います。現在の活動でも、相手によっては、今のような口調を使ってますから」
美城「ほう、そうだったか……いや、当然か」
きらり「それに、誰しも立場や相手によって使い分けはしているのではないですか?」
美城「ふむ、言われてみればその通りだな。しかし解せない、本当に普段から使い分けをしていたというのであれば、私にも敬語を使っていたのではないか? 立場というのであれば、私は君の上司に当たる」
きらり「……お気を悪くされていたようでしたら、申し訳ありません」
美城「いや、単純な疑問だ。君にとって、私が敬語を使わない方に分類されていたのであれば、それは何故かと思ってな」
きらり「それは……」
美城「なにか理由が?」
きらり「……専務さんとも、仲良くなりたかったからです」
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