過去ログ - 【アイマス】秋月涼「異能力バトルロイヤル」【安価】 -SS速報VIP

過去ログ - 【アイマス】秋月涼「異能力バトルロイヤル」【安価】

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48: ◆HqiW5.MNPc[saga sage]
2017/03/27(月) 20:42:22.12 ID:Y11J+EKeo
夢子の直感は本物だった。金属製のナイフを灰塵に変える能力を人体に直接食らえば、まず致命傷は免れないだろう。
焦る夢子の心境を知ってか知らずか、周子は静かに夢子の元へ歩みより、未だ瘴気を纏った左腕を夢子の顔前に翳した。

「まぁ、そういうことだから。恨まないでね？あたしも死にたくないし」

以下略

49: ◆HqiW5.MNPc[saga sage]
2017/03/27(月) 20:51:29.65 ID:Y11J+EKeo
秋月涼と、目の前の少女。命を懸けた勝負の最中では、正しいのはきっと少女の方なのだろう。

「あの子の能力。教えてくれれば、もしかしたら助かるかもしれないよ？」

ならば私は、桜井夢子はどうする？

以下略

50:名無しNIPPER[sage]
2017/03/27(月) 20:53:36.42 ID:/YRDcLu90
2

51: ◆HqiW5.MNPc[saga sage]
2017/03/27(月) 21:33:14.48 ID:Y11J+EKeo
『僕は死にたくないけれど、君が死ぬのも見たくないんだ』

私は、生き残る為なら、願いを叶える為なら、どんなことでもするつもりだった。

「………て」

以下略

52: ◆HqiW5.MNPc[saga sage]
2017/03/27(月) 22:23:26.26 ID:Y11J+EKeo
『如何様』の能力で、夢子以外の全員が上空を見上げる。その視線の先にあったのは、十数個の石の礫。
投げたのは、息を切らしてその場に駆けつけた秋月涼、その右腕。
石礫は落ちるその瞬間、光沢を放つ三角形に、鋭い矢尻の雨霰に姿を変化させた。

「来たっ！？」

以下略

53: ◆HqiW5.MNPc[saga sage]
2017/03/27(月) 22:53:42.88 ID:Y11J+EKeo
「………まさか、そっちから出向いてくるとはね～」

「女の子を助けにくるなんて、まるでヒーローみたい！」

走り去る涼と夢子の背中を見つめながら、矢の雨をやり過ごした周子とロコが呟いた。

以下略

54: ◆HqiW5.MNPc[saga sage]
2017/03/27(月) 23:18:54.85 ID:ia4hoORGo
17:00 とある廃ビル

「やっぱり、あの二人も………」

「能力までは分からなかったけど、能力者なのは間違いないわ。

以下略

55: ◆HqiW5.MNPc[saga sage]
2017/03/27(月) 23:39:45.47 ID:ia4hoORGo
「一つ、聞いてもいい？」

窓を覗き、外敵を警戒しながら夢子が涼に尋ねた。

「どうして、私があの場所で襲われてるのが分かったの？」

以下略

56: ◆HqiW5.MNPc[saga sage]
2017/03/28(火) 00:03:28.22 ID:Nxeb9d/Lo
二人の後ろには、先程ロコの盾となった筈のスーツ姿の男が、全く同じ顔を3つ並べて立っていた。

「何あれ？同じ顔の奴ばっかり操ってるってこと？」

「………いや、『操る』能力ではないのかもしれない」

以下略

57: ◆HqiW5.MNPc[saga ]
2017/03/28(火) 00:05:00.47 ID:Nxeb9d/Lo
今回はここまで。
次の更新は夕方に出来ればと思います。

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