過去ログ - 【アイマス】秋月涼「異能力バトルロイヤル」【安価】 -SS速報VIP

過去ログ - 【アイマス】秋月涼「異能力バトルロイヤル」【安価】

↓ 1- 覧 板 20

58:名無しNIPPER[sage]
2017/03/28(火) 00:08:29.10 ID:IKBp0dZEo
おつ

59: ◆HqiW5.MNPc[saga ]
2017/03/28(火) 18:56:08.67 ID:Nxeb9d/Lo
「隠れんぼのつもりだったんだけど、まさかそっちから出てきてくれるとはね～」

元はどこかの会社のオフィスであっただろう、廃ビルの一階。
乱雑に放置されたデスクや、無残に剥がれ落ちた壁が囲むその一角で、塩見周子と秋月涼は対峙していた。
涼の右手には刃渡り20センチ程のダガーナイフ。周子の左腕には、薄暗い部屋の中でもその禍々しさをはっきりと顕す暗闇の瘴気。共通するのは、生き残る為に相手を殺めることをも厭わない、漆黒の闘争心のみ。

以下略

60: ◆HqiW5.MNPc[saga sage]
2017/03/28(火) 19:39:56.19 ID:XcgH4BO+o
開幕を告げる周子の言葉を待たずに、涼が身を屈めて勢いよく地面を蹴りつけた。
凄まじい推進力を伴って、涼の体は一直線に周子へと向かっていく。刃先が狙う先は彼女の心臓。左腕で防ぐ暇をも与えないように、そこから更に右腕を伸ばす。脱兎の如く奇襲をかけた涼を目の当たりにしても、周子は指一本も反応できない。
銀色の刃が、防御の追い付く筈のない周子の胸に吸い込まれ━━━━━

「………っと危ない」

以下略

61: ◆HqiW5.MNPc[saga sage]
2017/03/28(火) 20:29:23.88 ID:XcgH4BO+o
「これ、ある程度なら自由に動かせるんだよね」

少し自慢気に語る周子を見据える涼を、呼吸が妨げられる程の鈍痛が襲う。うずくまりながらも、右腕を地面に潜り込ませた。
次の武器を、次の攻撃を、次の戦略を。
実現できるのは、自分のこの右腕だけだ。

以下略

62: ◆HqiW5.MNPc[saga sage]
2017/03/28(火) 22:08:50.87 ID:XcgH4BO+o
「無駄だよ」

無音でぶつかり合う刃と盾。盾に触れた瞬間、瘴気は溶けるように霧散し、

「壁が………！」

以下略

63: ◆HqiW5.MNPc[saga sage]
2017/03/28(火) 22:46:37.66 ID:XcgH4BO+o
「はああああああああっ！」

右斜め下から左へ勢い良く切り上げた剣は、新たに発生した瘴気に触れて砕け散る。
砕けた剣の残骸を、短剣に変化させて横に薙ぎ払う。
再び発生した瘴気に粉々に短剣を砕かれた後、一度距離を取って左手に握っていた石片を右手に持ち替えた。

以下略

64: ◆HqiW5.MNPc[saga sage]
2017/03/28(火) 23:08:37.91 ID:XcgH4BO+o
「ぐ、う、ああっ…………！」

背後の壁に叩きつけられ、体の前後から激しい痛みが湧き起こる。
響き渡ったのは、叫び声でなく呻き声。
自分の能力と彼女の能力とでは、相性が悪過ぎる。

以下略

65: ◆HqiW5.MNPc[saga ]
2017/03/28(火) 23:10:16.15 ID:XcgH4BO+o
本日はここまで。次回は明日の夜に更新します。

長引いて本当に申し訳ありません。途中でもそろそろ次の能力者の安価を取ろうと思ってます。

66:名無しNIPPER[sage]
2017/03/28(火) 23:13:25.23 ID:k93hkeI/0
涼&夢子VS周子&ロコ以外の
2VS2の描写になるの？

67: ◆HqiW5.MNPc[saga sage]
2017/03/28(火) 23:22:31.15 ID:XcgH4BO+o
>>66
とりあえず安価だけ取って、今の戦いが終わった後に登場させようと思ってます。

必ずしも2対2になったり、敵対する能力者だけとは限らないです。

68: ◆HqiW5.MNPc[saga ]
2017/03/29(水) 21:10:54.99 ID:2mVapBZOo
今までの一連の応酬で、涼の心にあった疑問は確信へと変わった。
触れたもの全てを灰塵に帰す、一見無敵のようなあの能力にも、必ず弱点は存在する。
壁に叩きつけた右手が沈む。座り込む涼を覆うように、ドーム状の防壁が創出された。

「だから、無駄だよって言ってるじゃん？」

以下略

69: ◆HqiW5.MNPc[saga sage]
2017/03/29(水) 22:00:35.42 ID:2mVapBZOo
「……………っ！」

息を殺して、祈るように拳銃を握りしめる夢子。
涼が部屋を出てから数分後、階下の戦闘を騒音で感じとり、居ても立ってもいられなくなった夢子は、受け取った拳銃での暗殺を試み、同じように部屋を去り、廃ビルに侵入した能力者を探していた。
能力者の一人、ロコを見つけたまでは良いものの、放った銃弾を護衛のスーツ男に阻まれ、残る二人の護衛から逃走している最中であった。

以下略

70: ◆HqiW5.MNPc[saga sage]
2017/03/29(水) 22:29:08.48 ID:2mVapBZOo
━━━━━何も残ってはいない。
障壁も、秋月涼も、自分以外のこの部屋の物は、全てこの左腕が分解し、消滅させた。
背伸びして、欠伸を一つ。自分の命を脅かす可能性が一つ消えたことによる安心からか、体の緊張を解き、部屋の扉に手をかけた。

「さて、夢子ちゃんに会いに行こうかな？生きてればだけど」

以下略

71: ◆HqiW5.MNPc[saga sage]
2017/03/29(水) 23:08:51.70 ID:2mVapBZOo
聞こえる筈の無かった声に、周子は反射的に身を翻した。背後から涼が突き出した刀が脇腹を掠め、白磁の肌を鮮血が彩る。

「そんな……っ！」

体勢を崩した周子に追撃を加えようと手首を返し、涼は刀を振り下ろした。

以下略

72: ◆HqiW5.MNPc[saga sage]
2017/03/29(水) 23:31:18.55 ID:2mVapBZOo
細身の剣は突き刺さったまま。人を刺す不快な感触を右手に抱きながら、涼は周子に手品の種明かしをするかのように語る。

「次に気になったのは壁が壊された時だ。防壁を破る程の破壊力を持ちながら、僕に攻撃を加えたのは新たに発射した2発目の衝撃波だった。
………正確には、「2発目でしか攻撃を加えられなかった」のだろうけど」

以下略

73: ◆HqiW5.MNPc[saga ]
2017/03/29(水) 23:39:05.02 ID:2mVapBZOo
短いですが、今日はここまでで。

代わりといってはなんですが、3日目に登場する能力者の安価を取りたいと思います。

アイドル↓1

以下略

74:名無しNIPPER[sage]
2017/03/29(水) 23:39:33.13 ID:eKV/LLWlo
早耶

75:名無しNIPPER[sage]
2017/03/29(水) 23:39:43.76 ID:0vhxEX9Co
育ちゃん

76:名無しNIPPER[sage]
2017/03/29(水) 23:39:58.84 ID:6uL/Gn58o
心臓

77:名無しNIPPER[sage]
2017/03/29(水) 23:40:28.74 ID:3aHcRvYv0
背中

78:名無しNIPPER[sage]
2017/04/01(土) 16:20:36.99 ID:em3cnLoSo
エタ？

78Res/38.09 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ