102:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:11:21.36 ID:ha7ZcpN9o
…ともかく、当の本人の気分はセレブ。もぐ…と咀嚼、満足げに溜息一つ。
あんじゅ「ん〜流石、大都市のスイーツは質が違うわぁ。これこそ美味礼讃…なぁんちゃって」
一人でくすくすとやたらに楽しげ。オンオフをしっかりと切り替えるタイプなのだ。
腰掛けた椅子の脇には大量の袋。買い込んだブランド衣類の数々だ。
その姿を遠目にだけ見れば、大都市によくいるお上り系成金女子の一人に過ぎない。
服の趣味やテーブルマナーは悪くとも、顔立ちは美しくスタイルも抜群。例えるならば極彩の薔薇が如く。
行き交う男性たちは老若問わず、立ち止まっては彼女へと振り返る。
もっとも、あんじゅ自身は女子にしか興味がないのだが。
そんな休日の薔薇…しかし、その本性は肉食の女王蜂。
サングラスの奥に潜む眼光は粘性。通りを道行く少女たちを入念に物色していて、傍らの衣類は“お人形用”。
「感じる…堕天使の鼓動を」
「置いてくずらよ」
「ちょ、待ちなさいよぉ!」
「ルビィちゃんと会うの久々で楽しみずら〜」
あんじゅ「ふふ…まずは二人。やっぱり都会には美味しいごちそうが豊富ねぇ?」
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