過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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103:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:12:29.23 ID:ha7ZcpN9o
目星を付けて、すぐに手を出すわけではない。
『洗頭』直属の部下たちに後をつけさせ、対象の情報を入念に調べてから仕留める。
手際は鮮やか、辿れる痕跡は残さない。コレクションの中には警官の身内だっている。
三流犯罪者の衝動的なそれとはわけが違う。極上の獲物を得るためには相応の労力を掛けなければならない。これは崇高なハンティングゲーム。

以下略



104:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:13:05.26 ID:ha7ZcpN9o
目を逸らす。
灰髪の少女はこちらを見ている。
トレーナー同士、目が合ったらポケモンバトル?


以下略



105:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:13:39.36 ID:ha7ZcpN9o



千歌「あ、ポケモン勝負ですか?」

以下略



106:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:14:15.20 ID:ha7ZcpN9o
千歌「あれ、どしたの曜ちゃん」

曜「あはは、邪魔してごめんね?千歌ちゃん、多分だけど…この人すごく強いよ?」

千歌「へ、そうなの?確かに強そうだけど…」
以下略



107:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:14:45.54 ID:ha7ZcpN9o
問われ、千歌は「むむむ…」と考え込む。
千歌もまたジム巡りの旅の道中。二つ目までは苦労して乗り切ったのだが、三つ目のバッジ取得に手間取り、別のジムリーダーへと相手を変えて打開を図ろうとこの街へ来たところなのだ。

それが相手の海未はバッジ四つ。
正直、勝ち目なさそうだなぁ…と、千歌の戦意が薄れていく。
以下略



108:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:15:16.14 ID:ha7ZcpN9o
曜「でも千歌ちゃん、いいの?見に行こうとしてた映画まであんまり時間ないけど」

千歌「うああっ!そうだったぁ!?」

海未「あの、無理にでなくても構いませんよ?」
以下略



109:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:15:44.95 ID:ha7ZcpN9o
ボールから現れたのは少女のような外見、人間に近い容姿のエスパー・フェアリー複合タイプ、キルリアだ。
こう見えて性別は♂。
キリッと相手を見据える眼光はなかなか強気、ファイターの資質を秘めている。


以下略



110:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:16:17.07 ID:ha7ZcpN9o
海未(ふむ、相性はお互いに等倍。ここは素直に…)

海未「キルリア!“ねんりき”ですっ!」

『きるるっ!』
以下略



111:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:16:48.37 ID:ha7ZcpN9o
思考する海未、戦いは次の手番へ。
飛ばれている以上、次撃のタイミングは向こうに合わせるしかない。


海未(ペリッパーは物理よりも特殊よりのポケモンだったはず。直接攻撃の“そらをとぶ”ならキルリアも一撃は耐えられる公算…)
以下略



112:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:17:22.15 ID:ha7ZcpN9o
ペリッパーの降下より一瞬早く、曜は遥か下方の地面へと向けて死のダイブを敢行している!
足を抱えて体を丸め、クルクルと回転しながら下へ!下へ!!

観客たちから悲鳴が上がる!海未も思わず焦りの声を!

以下略



113:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:17:57.80 ID:ha7ZcpN9o
海未「しまった!キルリア!」


ペリッパーの高速降下はキルリアの小柄な体を強かに打ち、そのまま気絶へと追い込んだ。
海未は悔やみながらすかさずキルリアをボールへ収め、労いの言葉を掛け、ペリッパーに遅れて落下してきていた曜へと目を向ける。
以下略



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