過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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113:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:17:57.80 ID:ha7ZcpN9o
海未「しまった!キルリア!」


ペリッパーの高速降下はキルリアの小柄な体を強かに打ち、そのまま気絶へと追い込んだ。
海未は悔やみながらすかさずキルリアをボールへ収め、労いの言葉を掛け、ペリッパーに遅れて落下してきていた曜へと目を向ける。

千歌は大丈夫だと言うが、あのまま落ちれば間違いなく死…


海未「あっ!」

曜「よーし!えらいよペリッパー!」

海未「ははあ、受け止めて…ドククラゲですか?」


曜は手持ちから一匹、青いフォルムのクラゲの頭に乗っている。
落下の途上、もうすぐで地面に直撃してしまうというタイミングで曜はボールの一つを地面に投げた。
繰り出されたのはドククラゲ。その柔らかな触手をウネウネと束ねて組み合わせてネット状にして頭の上に構える。
そこへ曜、全身を伸ばして抵抗を最小限に、水へとダイブするかのような飛び込みを!

無駄を極力排除した姿勢、触手による大幅な減速、ドククラゲの柔らかな体を最終クッションとして盤石の受け止め。
曜はまるで無傷、変わらずの笑顔でペリッパーを労った。

海未はあっけにとられ、戦闘中にも関わらず曜へと尋ねかけてしまう。


海未「あの、お怪我は…」

曜「うん、大丈夫!心配してくれてありがとう!…あ!このドククラゲはバトル用に出したんじゃないんだけど、いいかな?」

海未「ええ、心得ています。トレーナーの危機を回避するためであれば、戦闘中のポケモン以外の繰り出しもルール上で許可されていますからね」

曜「おおっ、流石。海未ちゃんはルールの条文の細かいとこまでしっかり熟知して…って、あれ!?」

『リ…パッ。』

曜「なんでペリッパーがやられて…あっ!」

『ポロロゥ……!』

海未「素晴らしい一撃でしたよ、ジュナイパー」



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