138:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:30:23.57 ID:ha7ZcpN9o
…
会場内。
鞠莉はアシレーヌの水泡やカクテルライトを織り交ぜ、スピーチというよりはショーと呼ぶべき挨拶を見事に終えた。
その中で自分のスタンスや会社の経営方針についてもそつなく触れていて、それは非の打ち所がない満点の就任挨拶!
穂乃果や千歌たちは圧倒されたまま拍手を送り、ぼんやりと熱に浮かされたまま会話を交わしている。
同年代の少女があんなにも立派に堂々と、新社長として自分のカラーを押し出した振る舞いを見せたことに衝撃を受けたのだ。
穂乃果「すごかったねえ…」
千歌「ほんとだね〜」
海未「あれこそが若くして社長の座に着ける器、というものなのでしょうね」
曜「うーん。尊敬しちゃうな!」
善子「ねえリトルデーモン、ちょっとあの壇に上がってきなさいよ。度胸付くかも!」
ルビィ「ふえ、ルビィが!?むっ、無理だよぉ!」
そんな調子、受けた影響に和気藹々。
既知と初対面とで入り混じって思い思いに会話を交わしていると、突然穂乃果が大声を上げる。
穂乃果「あっ!?食事が片付けられ始めてる!!」
花丸「ずらあー!?」
真姫「しばらく時間が経ったから。軽いものとかはともかく、種類によっては片付けていくものもあるわよ」
ルビィ「あれぇ、ルビィまだあの辺の料理食べてないのに…」
花丸「マルも…」
善子「はぁ、さっと行って確保してきましょ。二人の皿、持ってあげるから」
穂乃果「私はそっち側は一通り食べたけど…ああっ!肉コーナーの片付けが始まってる!」
真姫「さっき食べてたじゃない」
穂乃果「いやいや、せっかくだし食い溜めしなきゃ…!ちょっと行ってきます!」
それぞれが慌てて散り、海未、真姫、それに千歌と曜、梨子が残された。
せっかくの機会だ、四天王に細かい技術論を訪ねてみようと海未は梨子へと顔を向ける。
…が、海未の感覚は会場内に広がり始めたざわつきを鋭敏に感じ取る。
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