139:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:30:53.10 ID:ha7ZcpN9o
海未(様子がおかしい。動転したような声、これはどこから?…なるほど、警備の方の無線ですか)
耳を傾け…海未はすぐに、恐るべき事態が進行していることを理解する。
それは絶叫、それは悲鳴。
140:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:31:22.98 ID:ha7ZcpN9o
「キャアアアア!!!!」
「なんだ、地震か!?」
「おい!どうなってるんだ!」
141:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:31:50.50 ID:ha7ZcpN9o
「貴様ら!この会場を一体どこだと…」
ツバサ「英玲奈」
英玲奈「ああ」パンッ
142:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:32:19.23 ID:ha7ZcpN9o
海未「なんという真似を…!!」
海未たちの立ち位置は会場中央より奥、コラッタやズバットたちの攻撃はまだ届いていない。
ただ逃げ惑う人々の声で大方の状況は把握できていて、海未は義憤に駆られて真姫や曜、梨子へと声を掛ける。
143:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:32:48.56 ID:ha7ZcpN9o
「あんた、四天王だろう!助けてくれ!助けて!」
「殺されちゃう!殺されちゃうわ!」
「四天王!?四天王がいるのか!」「桜内梨子だ!なんとかしてくれ!」
「西木野博士!博士もいるぞ!」「助けて!」「助けろ!!」
144:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:33:19.54 ID:ha7ZcpN9o
入口付近、会場の様子を眺めながら、ツバサはこの光景こそ絵図通りと頬を笑ませている。
ツバサ「金持ちが悪人やヘタレばっかだなんて子供じみた見解を語るつもりはないけど、まあ自己保身に長けたタイプは多いわよね。それが集えばこうなるのは必然」
145:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:33:48.71 ID:ha7ZcpN9o
ツバサ「うん、相変わらず凄まじい」
英玲奈「あんじゅのビークインは特殊だからな。小型の蜂を使役する通常のビークインとは違い、半径6キロ圏内にいる全てのスピアーを呼び寄せて使役する…」
ツバサ「有能すぎてビビるわね」
146:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:34:16.59 ID:ha7ZcpN9o
「くっ…!止まれ!止まれと言っている!サンダース!“10万ボル…!」
ツバサ「コジョンド、“とびひざげり”。…と、私も」
『ダァァスっ!!?』
147:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:34:48.46 ID:ha7ZcpN9o
ツバサ「ねえ、このカメラ回ってる?うん、じゃあそのまま中継を続けて。切ったら殺すかも」
流れるように脅迫し、怯え上がった女子アナウンサーからフリップとペンを奪い取る。
少し考え、キュキュ、と文字を書き付けた。
148:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:35:29.19 ID:ha7ZcpN9o
ツバサ「日本のみなさん?好。我々はチャイニーズマフィア、アライズ団。今日はこのクスリ、『洗頭』のPRをしに来ました」
アタッシュケースの中には赤紫の液体。そう、洗脳薬『洗頭』だ。
効果効能の説明は…必要ない。
149:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:35:57.80 ID:ha7ZcpN9o
《ダイイチシティ警察署》
ダイヤ「なんですの…これは…」
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