151:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:37:03.60 ID:ha7ZcpN9o
間違いない!見間違いではない!見間違えるはずもない!!
ダイヤは叫び、弾かれたように立ち上がる。
すぐに助けに…
いや無茶だ、ここからヨッツメシティまではどんなに急いでも三時間。
焦燥にもう一度画面を見れば、ルビィは階段の方向へと逃げ込んで駆け上がっていく。
その隣には二人、ダイヤもよく知る花丸と善子の友達コンビが一緒にいる。
三人で協力すればあるいは…
ダイヤ「無理ですわ…!あの二人もルビィと同じ、まるで戦闘には興味のないタイプ…」
ならどうすれば!あの修羅場の中でむざむざ妹が殺されてしまうのを待てと!?
ああ、どうして一緒に行ってあげなかったのか…!!
パニックに泣きたくなるのを堪え、何か打開策はないかと考える。
電話をかけて戦闘のアドバイスを?
駄目だ、もし今首尾よく隠れられていたとして、着信音が敵に居所を知らせてしまうかもしれない。
何か、何か助けは…!
ダイヤ「あ…!穂乃果さん…!穂乃果さんもあの会場に!?」
ダイヤの目は中継カメラ、そのギリギリ見切れるかどうかの位置に、穂乃果の姿を認めたのだ。
それも逃げ惑う観客たちとは違い、手持ちのポケモンを繰り出して勇敢に戦っている。数人の団員を見事に蹴散らしている。
ジム戦で手合わせをして知っている。穂乃果は間違いなく才覚溢れるトレーナー!
一縷の望みに賭け、ダイヤは祈るように電話帳から穂乃果の番号を選択する。
ダイヤ「お願いします…どうか、どうか繋がって…!」
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