188:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:57:43.61 ID:ha7ZcpN9o
「撃てぇ!全弾撃ち尽くせ!」
「全ポケモン!最強技を斉射!!」
「影も残すな!殺されるぞ!」
英玲奈「メタグロス、“しねんのずつき”だ」
硬質な金属塊を複数繋ぎ合わせたような奇怪かつ無機質な姿、真っ青なフォルムのそのポケモンは四つ足でエレベーターシャフトを登ってきた。
英玲奈はその背に直立不動、滑るようにフロアへと降り立って直後、無感動にメタグロスへと指示を出した。
メタグロスは体を回転機動、前面で英玲奈の盾となり、エスパータイプのエネルギーを纏わせた状態で壮絶な突撃を!!
……
オハラタワーの最上階、鞠莉の居室には静寂が揺蕩っている。
夜の澄み渡った空気がカーテンを揺らしていて、鞠莉は窓枠に指先を滑らせる。
ヘリポートには一機のヘリが停まっている。
最上階へと退避したのは空からの逃走を目指してのこと。
しかし機体には飛べないよう細工が施されていて、鞠莉は全てを、役員の裏切りを理解している。
鞠莉「あんなにノイジーだったのが嘘みたい。みんなやられちゃったのね、私のせいで…」
英玲奈「君に過失があったわけではない」
鞠莉「……慰めてくれるの?フフ、それならこのまま、見逃してくれたり…」
英玲奈「悪いが」
鞠莉「……!」
鞠莉の腹部を、英玲奈のナイフが深々と抉っている。
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