過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
1- 20
191:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:59:07.40 ID:ha7ZcpN9o
英玲奈「………さて」


この距離から落ちれば肉片と血溜まり、美しくチャーミングな彼女の容姿は原型を残さないだろう。
死に至るまでの過程は警察のエスパータイプポケモンによる過去読で調べられ、一連の出来事はそれで報道に乗る。十分だ。
以下略



192:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:59:45.09 ID:ha7ZcpN9o
英玲奈は心の底から嬉しげに口元を笑ませている。
アキバリーグの現四天王で最も荒々しい戦闘スタイルと謳われる松浦果南、彼女なら死線を味わわせてくれるだろうかと!

だが、冷静な面も残されている。
ついに屋上、英玲奈より上へと到達した水禍を見上げ、「ふむ…」と唸り、果南へと問いかけを。
以下略



193:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:00:38.35 ID:ha7ZcpN9o



聖良「救いの手は鉄壁に絶たれ、あなた方の望みは潰えました。さて、大人しく服毒していただけますね?」

以下略



194:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:01:05.95 ID:ha7ZcpN9o
苛立つ理亞、静かな中に威圧を漂わせる聖良。
しかし二人は一歩も引く構えを見せない。

花丸と善子の心は、ルビィが一番最初に挑んでいったことに大きく揺さぶられたのだ。

以下略



195:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:01:42.91 ID:ha7ZcpN9o
理亞「ルビィ、ふざけた名前…お前から飲ませてやる。苛々するのよ、ゆびをふるで脅かしてみたり…!」

ルビィ(お姉ちゃん…もっといっぱい一緒にいたかったな…)

理亞「っ、と…?」
以下略



196:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:02:13.36 ID:ha7ZcpN9o
みし…と、善子の腕が軋むのがわかる。
ヨノワールは善子の細腕へゆっくりと力をかけていく。まるでチューペットを折るかのような簡単さで。


聖良「今からあなたの腕を折ります。右腕が赤髪の子、左腕が茶髪の子。声を上げなければ見逃してあげますよ。両腕とも我慢できればあなたもね」
以下略



197:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:02:41.17 ID:ha7ZcpN9o
再び3……、2……、と、嫌味なまでに猶予を持たせたカウントダウンが始まる。
善子が泣きそうになりながら固めていた覚悟。
聖良の底意地の悪い冗談は、それを無残に、微塵に打ち砕いてしまった。


以下略



198:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:03:21.16 ID:ha7ZcpN9o
聖良が鋭く発した警句を、穂乃果は扉に開けた穴越しに聞いている。
その傍らにはバタフリー。パタパタと翅を泳がせ、視認されにくい程度の濃度で少しずつ、開けた穴へと“ねむりごな”を送り込んでいたのだ。
ねむりごなが効果を及ぼすのはポケモン相手だけでなく人間にも。
あんじゅとの交戦、ビビヨンの脅威から学んだテクニック。穂乃果は敗戦を糧にできるタイプ!

以下略



199:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:03:49.40 ID:ha7ZcpN9o
二ヶ月。
洗頭の三幹部、穂乃果の場合は優木あんじゅに敗北してからの二ヶ月。

海未とことりがその人格を大きく変化させ、あるいは深いところで歪曲してしまったように、穂乃果もまた敗北に大きな変化を得ている。

以下略



200:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:04:36.78 ID:ha7ZcpN9o
穂乃果のバタフリーは悪と対峙するため、穂乃果にとって一つの戦術の要。
人質を取られても能動性を失わず、巻き込みたくない人間を気にせず悪を無力化することを可能とするのが鱗粉。
相手がトレーナーへの攻撃を躊躇わないのなら、こっちもモラルの範疇で最大限の攻撃を!

そんな穂乃果の瞳に意思の光を見たのだろうか、聖良は呼吸を一つ、敵意の深度を今よりも一つ沈めて静謐。
以下略



201:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:05:07.54 ID:ha7ZcpN9o
善子「……助かっ…た…?」


ゴーストタイプの怪腕、怖気の立つ悪寒から解放され、善子の視界が安堵にくらりと回る。
倒れた善子をルビィが抱きとめ、引きずって花丸の倒れている壁際へと避難する。
以下略



978Res/1221.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice