245:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:32:22.69 ID:ha7ZcpN9o
園田流はトレーナー道、ながらに日本武術をも総じて修めている。
カウンタータイミングで突き出された拳がツバサの首下、胸骨へと向かっている。
鍛え上げられた拳は凶器、海未に躊躇は既になし。呼吸器系を損壊せしめる一打が伸びる!
が、しかしツバサはそれを受ける!
左右の手で交互、挟むように叩いて海未の打撃を殺すと、目にも留まらぬ高速連打が海未の上体へと叩き込まれていく。そして蹴り!!
連打を受けて後背へと転がる海未へ、蹴りの姿勢から立ちへと再移行。
ロングコートの裾を翻しながら、ツバサは浅く笑いかける。
海未「ぐっ、う…!(強い…!)」
ツバサ「あら、ギリギリで身を引いて致命傷を避けたのね。やるじゃない」
海未「その速度…、詠春拳、でしょうか?」
ツバサ「我流よ。八極拳とか諸々…あと、格好いいから截拳道をミックスで」
海未「……適当な…」
よろめく海未の元へ、ゲコガシラも同様に吹き飛ばされて転がってくる。
切り返すように身を捻り、すかさず体勢を整えて臨戦。未だ戦意は失われていない。
しかしその身には軽くないダメージが刻まれていて、このまま無策に戦わせても勝ち目はないことがありありと見えている。
海未(策を…タイミングを見計らわなければ!)
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