過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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247:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:33:19.90 ID:ha7ZcpN9o
地下研究棟の堅牢な警備を前に、圧倒的蹂躙を為してみせたツバサのガブリアス。
しかし見るに、ことりは猛然の攻勢を受け流すような戦術を見せている。


『ガブァァ…リアッ!!!』

ことり「“げきりん”…チルタリス、“コットンガード”で受けてね」

『チルルゥ』

ことり「ドラミドロは距離を取りながら、“ねっとう”をおねがい」

『ドルァッ!!』


枯木にも似た体、細身の竜口から煮え滾る熱湯が放出される。
ガブリアスは高速でそれを避けるも、高温の飛沫が少量跳ねかかるのは免れていない。


ツバサ(私のガブリアスとはまだレベル差がある。易々とは落ちない。けれど、“ねっとう”でヤケドを負わされている。火力が落ちてるわね)


強靭かつ無敵のガブリアスもトレーナーの指示あってこそ。
食らいついてくる海未と遅々とした防御型戦術のことり、二人を両面で相手にしつつの戦いは、ツバサにも少々の厄介さを感じさせている。


ツバサ(南ことりは、なんかこう戦い方が…ねっとりしてるのよね。面倒臭い。ガブリアスの方に指示出してあげるべきかしら?
けど園田海未も何かを狙っている雰囲気があって…っと!)


ツバサの思考の隙を縫い、海未が駆け出している!
その脚はツバサへと向いておらず、横、斜めへの疾走。
海未の目が捉えているのは台座に置かれたミュウツークローン!


海未(戦局の打開…そのためには貴女の狙いを、先んじて私が奪う。
もちろんこの局面を乗り切ればオハラへと返します。これが最善!)

ツバサ「悪くない発想ね。けれど私に脇腹を見せて無事で済むと?」


ツバサは懐へと手を。抜き放つは拳銃!
手慣れた流れで素早く構え、海未へと照準を合わせて引き金を…


ことり「ドラミドロ、“ヘドロウェーブ”を…海未ちゃんに」

『ドルァッッ!!!』

海未「な、…!?」


飛び退く!!
濃紫の怪液が飛散し、海未の行く手を強毒が遮った。
ジュウ、と不気味な音を泡立てながら床は腐食。とっさに背後に飛び下がっていなければあるいは、海未も…!



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