過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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268:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:45:12.80 ID:ha7ZcpN9o



高空、吹き荒ぶ烈風が穂乃果の髪を真横へと流す。

生えたばかりの両翼は、リザードンを地上100メートル超の高空へと導いた。
羽ばたき、初めての飛翔だが違和感はない。まるで生まれた時から飛べていたかのように危なげなく滞空。

そんな相棒の大腿に足を掛け、首に片手を掛けて半身の姿勢、穂乃果はツバサと対峙する。

雨は横殴りに降りつけていて、目の中へと入り込む飛沫にともすれば気を取られてしまいそうだ。
しかし穂乃果は瞼を閉じない。理屈ではなく本能で理解している。この相手に対しては、ほんの瞬きの隙さえ見せてはならないと。

ただまっすぐに見つめてくる穂乃果の眼光に、ツバサは薄く笑んで声を掛ける。


ツバサ「なかなか面白かったわよ、アナタの友達二人」

穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん…戦ったの?」

ツバサ「ええ。めでたく生き残ってるわ。殺そうとしたんだけどね」

穂乃果「そっか」

ツバサ「当たり前、って顔?フフ…」


二人が揃っていたならやられるはずがない。
穂乃果の中にはそんな確信がある。
実際は危機一髪だったのだが、それでも二人が生き残ってみせたのは事実。
親友たちへと穂乃果が抱く信頼は裏切られていない。



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