269:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:46:20.79 ID:ha7ZcpN9o
反応いかんで揺さぶりを掛けようと考えていたツバサだが、穂乃果の揺るぎなき精神を知り、無意味だと理解。その舌鋒にブレーキをかける。
すっと、ざらついたガブリアスの肌を撫でて微笑。
ツバサ「ガブリアスは今、ヤケドを負っている。攻撃力は半減していて、その逆鱗とリザードンの火炎放射で同等。それだけのレベル差があるわけだけど」
穂乃果「じゃあ今が倒すチャンスってことだね」
ツバサ「やれやれ…ポジティブね」
くすりと笑い、肩を竦めるツバサ。
口ぶりと仕草から、(戦いを避けたいんだ)と穂乃果は判断する。
ツバサのガブリアスは疲弊していて、できれば穂乃果の側から矛を収めさせたいのだと。
逃すわけには行かない。仕掛けるには今!
穂乃果「リザードン、近付き過ぎないように飛びながら“かえんほうしゃ”だよ!」
『リザァァァッ…ドン!!!!』
ツバサ「ガブリアス、避けて」
放出された大火が空を薙ぎ、ガブリアスは腕ヒレで泳ぐようにそれを避ける。
上にいたリザードンと下方のガブリアス、その位置取りが入れ替わった瞬間、ツバサは二つのボールの展開スイッチを押している。
ツバサ「ペラップ、コイル。出てきなさい」
『ペラップ!』
『━━ッ、ジー』
穂乃果「ペラップ…と、コイル?」
穂乃果の卓越した直感力も、ツバサのこの展開には首を傾げてしまう。
ペラップ…は、なんとなく嫌な感じがする。だけどコイル?
どうしてあんなにレベルの高いトレーナーが、進化前のポケモンを連れてるんだろう?
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