過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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286:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:57:33.02 ID:ha7ZcpN9o
ゆっくりと時間を掛けた対話。
経験したことを話してもらい、そこに紐付けられている恐怖をサイキックで薄め、遠ざけていくのだ。
希は花丸の瞳を見つめ、焚かれたアロマ香が心をほぐし、念波の浸透率を高めていく。


花丸「マルはお寺生まれだから…死とかには、みんなより少しだけ、慣れてると思うんです。
それでも思うところはいっぱいあって…死んでしまった人たちがせめて安らかに眠れるように、お父さんの供養のお手伝いをしようと思ってます」

希「うん…自分の中で消化できてるみたいやね。えらいえらい、流石はクニキダさんの一人娘」


自然な笑みを返してくれた花丸。
その表情に、(この子は大丈夫やね)と希は安堵の息一つ。

これで二人目。
最初に治療をした善子はかなりのショックを受けていたが、素直で影響を受けやすい性格らしく、念波によるケアがすんなりと浸透して落ち着いてくれた。


善子「ずら丸、終わった?」

花丸「うん、終わったよ。善子ちゃんはもう大丈夫?」

善子「フフ、堕天使の身に厄災が降りかかるのは、天が与えし必然……って、流石にふざける気にはならないけど…うん、大丈夫」

花丸「そっか、よかったずら」


もちろん、しばらくは継続的な治療が必要。
様子を見ながら通院してケアを受けることになる。
それでも迅速に対処できたことで、トラウマが心に塞げない傷痕を残すことはないだろう。



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