463:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:04:08.56 ID:ha7ZcpN9o
英玲奈「敗北には種類がある。致命的なものと、そうでないものと。ツバサにとって先日の敗北は…後者だ」
穂乃果「致命的じゃ、ない。牢屋に入れられたのに?」
英玲奈「あいつはあれで用心深い。万が一に備えての仕込みは既に済んでいたのさ」
穂乃果「……仕込み」
英玲奈「負けて逮捕されてしまったのは、複数想定していたプランの一つに過ぎない。
そしてツバサは敗北の中にも、我々にとって最善の爪痕を残してみせた」
穂乃果「脱獄はできないよ。ロクノシティ刑務所の警備はすごく堅いもん」
英玲奈「君はそう思っていない。ツバサなら必ず脱獄してくると、そう理解している目だ」
穂乃果「……」
英玲奈は静かに、空洞の天井を仰ぐ。
震動…徐々に強まり、降る砂はその量を加速度的に増していく。
さらさらと、ざあざあと。
英玲奈は目元を優しげに、もう一度だけ穂乃果へと笑いかける。
そしてそれは高坂穂乃果が目にした、統堂英玲奈の最後の笑顔となる。
英玲奈「何故話すか、それは我々の計画が、今を以って最終段階へと移行するためだ。
もう君にも、誰にも止めることはできない。ツバサ流に言うなら…そう」
英玲奈「パーティーの開演だ」
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